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エデュケアってなあに?スーパーナニーが教える夢中から育つ「知力8」実践例①:4歳男児の野球遊び

2026.01.10
エデュケアってなあに?スーパーナニーが教える夢中から育つ「知力8」実践例①

ポピンズのナニーは、お子様の育ちを支え、力を引き出す“教育的ベビーシッター”。日常の遊びや関わりの中に、小さな学びの芽を見つけ、育てていくことを大切にしています。

その土台となるのが、ポピンズ独自の「知力8(エイト)」と呼ばれるアプローチです。

言語、音楽、論理数学、空間構成、身体運動、自然科学、社会性、自己受容――。

お子様の育ちを多角的にとらえるための、8つの知の領域を示しています。

とはいえ、ナニーはこれらを「教え込む」ことを目的にしているわけではありません。大切なのは、知力8を育てるために遊ぶのではなく、「夢中で遊ぶから知力8が育つ」という考え方です。

お子様が心から楽しみ、主体的に動き出したとき、その内側では驚くほど多様な力が自然と刺激されています。ナニーの役割は、その“夢中の芽”を見つけ、寄り添い、環境を整えること。その一つひとつに、根拠があります。

「作ってみようか!」から広がった4歳男児の野球遊び

ある4歳の男の子は、身体を動かすことが大好き。メジャーリーグで活躍する日本人選手をテレビで知ってからは、「僕も野球がしたい!」と胸を躍らせていました。


「でもバットもボールもないんだよ」と少し残念そう。

そこでナニーが一言。

「じゃあ、作ってみようか?」

このひと言で、スイッチが入りました。画用紙を丸めてテープでとめ、手作りバットの完成です。

…ところが、一振りしただけで“ぐにゃり”。

「もっと強くしたい!」「どうしたらいい?」

そう言いながら、試行錯誤が始まります。紙の厚み、丸め方、テープの貼り方……。子どもの表情は真剣そのもの。自分の手で、自由に考えながら作り上げていく時間は、お子様にとって大切な“主体的な学び”の瞬間です。

完成したバットを構えれば、気分は大谷選手。

ナニーが新聞紙ボールを軽く投げると――「ポーン!」と前へ飛びました。

「ホームラン!」

二人で相談しながら、

  • 前に飛んだら1点
  • 空振りはノーカウント
  • 10点入ったら交代

というシンプルなルールを決めました。バットを振るたびにニコニコ。点が入るとおはじきを1つ並べ、「いま何点?」「あと何点で交代?」とやり取りが弾みます。ゲームが終わったら、挨拶と握手。

そして〈ヒーローインタビュー〉のお時間です。

「お名前を教えてください」

「何歳ですか?」

「野球のどんなところが好きですか?」

おもちゃのマイクを向けると、胸を張って堂々と答えてくれます。達成感、満足感、誇らしさ……。その姿は“自己受容”そのもの。
何より、もう一回!もう一回!と遊びが続いていくほど、心が動いている証拠です。

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この遊びの中で育っていた力

この一連の流れの中で、お子様が得ていたものを少し紐解いてみましょう。

①主体性

「どうしたらもっと強くなる?」「次はこうしてみよう!」自分で考え、試し、工夫し続ける姿は、まさに主体性そのもの。知力8のすべての土台です。

論理数学・空間構成

バットの形づくり、紙の丸め方の調整、テープの貼り方……。手を動かしながら、自然と空間把握力が働いています。おはじきを並べて点数を管理することで、数の概念や十進法の感覚にも触れています。

身体運動・巧緻性

大きく身体を使ってバットを振る運動も、指先を使って紙やテープを扱う細やかな動きも、どちらも豊かな発達を促します。

社会性

あいさつ、握手、ルールを守る、役割交代を受け入れる――。遊びの中で自然に社会性を経験します。

言語

ヒーローインタビューは「言語能力を引き出す」ための楽しい仕掛け。質問に答える、気持ちを言葉にする、会話のキャッチボールをする。心地よい成功体験が積み重なります。

自己受容

「できた!」「たのしい!」「もっとやりたい!」こうした感情の積み重ねこそ、自己受容を育てる大切な栄養です。

ナニーは“夢中”を邪魔しない

この遊びは、ぱっと見ればただの“野球ごっこ”かもしれません。けれど、その裏にはしっかりした根拠があります。ナニーがしたことは、

  • 「作ってみようか?」ときっかけを渡す
  • 安全に遊べる環境を整える
  • お子様の状態に合わせて、適度な声かけや仕掛けを加える

ということだけ。主役はいつでもお子様です。ナニーは、その“夢中”に寄り添い、邪魔をせず、ときにはほんの少し背中を押して、豊かな学びへとつなげていきます。

エデュケアは「総合的・複合的」なアプローチ

ポピンズのエデュケアは、お子様主体の関わりを大切にしながら、知力8を総合的・複合的に育んでいく実践です。

遊びの中で「変化」や「成長」が見えたら、それを丁寧に記録し、保護者の方にしっかりお伝えします。たとえば、

  • 粘り強く制作を続けることができた
  • 十進法の感覚が定着してきた
  • 言葉の表現が豊かになった

など、小さな発見を積み重ねていきます。

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ナニーだからこそ味わえる“醍醐味”

お子様と一緒にたくさん笑い、たくさん遊び、そして気づけばその中に豊かな学びがある――。これこそ、ポピンズのナニーとして働く大きな魅力のひとつです。

お子様の力を「引き出し、認め、伸ばす」専門家として。夢中の瞬間にそっと寄り添う存在として。あなたも、ポピンズのナニーとしてエデュケアを実践してみませんか?

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この記事を書いた人

ポピンズ花子
現役のスーパーナニーとして、日々さまざまなお子様とご家庭に寄り添っています。 3人の子どもを育てあげ、子育てがひと段落した頃、「今度は自分の好きなことを仕事にしたい」とナニーの道へ。 より深くお子様と関わるために保育士資格も取得しました。 お子様の笑顔に励まされながら、今日も心をこめてナニーのお仕事に向き合っています。

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