ナニー・ベビーシッターなど保育業界を目指す人のための情報メディア

NannyMedia

看護師ナニー直伝 病児保育で「安心」を届けるコツ

ポピンズナニーサービスは、東京都の「令和7年度ベビーシッターを利用した病児保育に係る検証事業」の参画事業者に選定されました。

https://www.poppins.co.jp/familycare/news/2054

私はこれまで看護師としてさまざまなお子さまのサポートに携わってきました。その中で病気やけがのケアだけでなく、もっと一人ひとりに深く関わる支援がしたい。日々の何気ない「できた!」を一緒に喜び合えるサポートがしたい。
そんな思いが強くなり、ナニーに転身しました。


実際にご家庭に伺うようになり、看護師時代に培った経験と知識を活かして、ご家庭に確かな「安心」を届けられることに、新たなやりがいを感じています。

働く保護者が一番お困りなのは、お子さまの急な体調不良です。
そんな急なオーダーにも、慌てず応えることができるのが看護師資格を持つナニーの強みです。しかし、資格の有無に関わらず、ポピンズのナニーは適切な観察と報告を行うことで、お困りのお子さまと保護者様を支えています。

この記事では急なご依頼でも自信をもって病児保育に入れるよう、私が実践している「安心」を生むポイントをシェアします。


ポピンズナニーサービスの病児・感染症対応については、詳しくはこちら→

お打ち合わせで「一歩踏み込んで」確認する

病児さんのお預かりでは、いつものヒアリングに加えて以下の点を確認しています

【直近の変化】

・いつから、熱、咳、鼻水、嘔吐、下痢、発疹などあるか
・どんな経過で良くなっている・悪くなっている、今はどうか
・体温の経過(直近数回の検温結果)
・食事・水分摂取状況(食欲はあるか、最後にいつ何を食べたか・飲んだか)
・睡眠状況(昨夜の様子、ぐずり等)
・排泄状況(便の状態、回数)
・既往歴・アレルギーの再確認

上記に加え、機嫌の良し悪しも伺います。

  • 医師の指示と服薬:お預かりした「薬の依頼書」の内容を元に、与薬のタイミングや注意点を具体的にヒアリングします。
    ※お医者様処方のお薬のみ、依頼書の指示に従ってさしあげます。
  • 「安心スイッチ」の確認:体調がよくない時は不安になりがちです。お子さまがどんな声かけや対応なら落ち着けるかを伺っておきましょう。

「小さな変化」を捉える観察の目

資格の有無にかかわらず、ナニーは医療的な行為、判断はできません。

ナニーの病児保育は「いつもと違う」に気づくことが大切なのです。

  • 五感でチェック:顔色はどうか、呼吸は荒くないか、肌に赤みはないか。
  • 水分と排泄:水分はこまめに摂れているか、おしっこの回数や便の状態はどうか。 わずかな変化を丁寧に捉えて言語化し、ご家庭や会社に共有することが病児保育の場合はさらに大切になります。

週1日~OK!ナニーの仕事ご興味のある方はこちら→

観察のタイミング

  • 検温:通常は1時間〜1.5時間ごと、38℃以上の高熱時は1時間ごと
    同時に全身状態の観察+水分の促しも行う
    ※振り返った時に「いつから具合が悪かったか?」がわかるように異常があれば即時記録をおこないましょう。

ポピンズナニーサービス「病児保育専門研修」資料より

「ポピンズメモリー」で経過と根拠を可視化する

ご報告では、経過や観察ポイントとその根拠をお伝えしましょう。これは単なる報告ではなく、保護者様は家庭でのケアのヒントを得ることができ、「預けてよかった」という深い信頼に繋がります。
病児さんのお預かりの際には、報告書「ポピンズメモリー」には「結果」だけでなく「経過」と「根拠」を時系列で書きましょう。

例1:お食事の様子:

×「昼食は完食しました」

〇「12時頃、喉の痛みを気にする様子があったため、少しずつ水分を摂りながら、ゆっくり時間をかけて完食できました。食後も機嫌よく過ごせました」

【ポイント】 「喉の痛み」という根拠を添えることで、保護者様は「夕食もやわらかいものがいいな」と判断できます。

例2:水分補給と排泄

×「こまめに水分を摂りました」

〇「10時と12時に、お気に入りのマグで100mlずつ麦茶を飲みました。おしっこの量も色もいつも通り出ていたので、脱水の心配はなく過ごせています」

【ポイント】 「おしっこの状態」という客観的な根拠を出すことで、ケアの質がプロとして伝わります。

例3:発熱時の様子

×「15時に38.5度まで上がりました」

〇「15時に38.5度まで上がりましたが、手足の先まで温かく、顔色も赤みがあったため、保冷剤で脇の下を冷やして様子を見ました。その後、少し汗をかいて活気が戻り、現在は37.8度まで下がっています」

【ポイント】「手足が温かい=熱が上がりきったサイン」「汗をかいた=解熱の兆候」という根拠を伝えることで、保護者は「今は無理に下げなくても大丈夫そうだな」と安心できます。

例4:呼吸器症状(咳・鼻水)の様子

×「咳と鼻水が出ていました」

〇「鼻水が詰まりやすく、時々口呼吸になっていたため、上半身を少し高くして過ごしました。入眠時も咳き込みで目が覚めることはなく、呼吸の音もゼーゼーしていません。

【ポイント】 「寝ている時の呼吸音」や「姿勢の工夫」を伝えることで、保護者は夜寝かせるときの環境づくりの参考にできます。

このように「〇〇(事実・根拠)だから、△△(現状の判断・安心)」と記載することで、「今日はゆっくり寝かせてあげよう」「明日の朝は消化に良いものにしよう」と、保護者様が迷わずに看病を続けられるようになります。

時給2,800円も実現可能!ナニーの仕事ご興味のある方はこちら→

支えを必要としているご家庭のために

看護師資格を持つナニーとして働くなかで、私が大切にしているのは、“その日の症状を伝えるだけ”ではなく、家庭でどのように看病をすればいいかを考えるヒントになることです。ちょっとしたサインの意味や、どんな環境が安心につながるのかを丁寧に共有することで、保護者様の“子どもの健康を見る力”を養うお手伝いが出来ればと思っています。

病気のお子さまを預けて仕事に向かう保護者様は、常に不安を抱えています。
看護師資格がなくても大丈夫です。
ナニーがチャイルドケアの専門的な視点を持って「落ち着いた観察」と「丁寧な報告」を心がけることで、その不安は「プロにケアしてもらった」という安心感に変わります。最初は緊張するかもしれませんが、ポピンズナニーサービスなら充実した研修制度といつでも相談できるサポート体制が整っています。

私たちと一緒に、働くお母様方の不安を「安心」に変える子育てパートナー=ナニーとして一歩踏み出してみませんか。ご興味のある方はこちらをご覧ください→

この記事を書いた人

Naoka
看護師、保育士、養護教諭の資格を持つナニーとして活動しています。これまで保育園や小学校、放課後デイサービスなど、さまざまな現場で経験を積んできました。現在ナニーのお仕事をしながら、療育施設にて自閉症スペクトラム症のお子さまたちの支援に取り組んでいます。

Related article