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1年生ナニーさんインタビュー:ナニーは保育士経験を活かしながら、自分らしい働き方を叶えるステージ

2025.08.28

「保育士として働いているけれど、一人ひとりの子どもともっとじっくり向き合いたい」「自分のペースで働きたい」。

そんな思いを持つ保育士の方は少なくありません。日々の忙しさに追われ、理想の保育ができないと感じている方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、保育士として7年間働いたのち、ナニーとして活躍されているTさんにお話しをうかがいました。保育士時代の経験やナニーという働き方を選んだ理由、ちょうど1年を迎えたナニーの仕事のやりがいなどについて、じっくりと伺いました。

幼い頃からの夢を叶えて保育の世界へ

―まず、保育士になりたいと思われたきっかけを聞かせてください

赤ちゃんのお世話が好きだったことと、幼稚園時代の憧れの先生の存在が大きいです。私は小さい頃、自分から積極的に話しかけるのが苦手な性格だったのですが、担任の先生がいつも優しく声をかけてくださったんです。目立つ子どもだけでなく、おとなしい私にも積極的に関わってくれた先生に憧れ、「私もこんな先生になりたい」と思い、保育士を目指しました。中学では職業体験で保育園へ、高校では保育コースに進学するなど、子どもの頃からその夢に向かって一途に進んでいきました。大学では、保育園と幼稚園のどちらに進むか考えましたが、やはり一番好きだった「赤ちゃん」と関われる保育園を選びました。幼稚園よりも生活を大切にしている点にも惹かれました。

―憧れの保育士を辞めてナニーになろうと思ったのはなぜですか?

結婚を機に、正社員ではなく、家庭を大切にできる働き方を探していたことがきっかけです。保育士はとてもやりがいのある仕事でしたが、とにかく毎日が忙しかったんです。クラスによっては15人を3~4人の先生で見たり、年齢が高くなると20人近くを1人で見たりすることもあります。そのため、一人ひとりの子どもとじっくり向き合う時間がなかなか取れませんでした。一人の子どもに集中すると、他の子に怪我をさせてしまうリスクもあるので、常に全体に気を配る必要がありますから。

また、女性が多い職場特有の人間関係に悩むこともあり、一対一でお子様に深くかかわることができるナニーの仕事を知り、「これだ!」と感じたんです。園の決まりに縛られず、一人ひとりに合わせた柔軟な保育ができる点にも惹かれました。

―ナニーとして一人で保育をする中で大変だったことはありますか?

一人で働くことに最初は不安も感じていました。集団保育と違い、保護者様と一対一で向き合うことにも緊張していました。しかし、ポピンズナニーサービスでは研修がしっかりしているので、保育士とは異なるナニーとしての心構えや、お子様との接し方を丁寧に学ぶことができました。研修のおかげで、自信を持って仕事に取り組むことができました。

また、コーディネーターさんがいるので、何かあったときにすぐに相談できるのも心強かったです。お客様にもよりますが、お子様の発達について少しでも気になることがあれば、コーディネーターさんに相談して、適切なアドバイスをもらい、保護者様に伝えることもできます。一人で抱え込まず、気軽に相談できる体制が整っていることは、安心して働く上でとても重要だと感じています。

―ナニーの仕事でやりがいを感じるのはどんなときですか?

お子様の成長を間近で見守れることです。言葉にならない赤ちゃんの気持ちを汲み取れたり、一人ひとりの「やりたい!」という気持ちにじっくりと寄り添えたりできることが、何よりの喜びです。

以前お世話していたご家庭では、お母様が最初はあまりお話をしてくださらなかったのですが、徐々に信頼関係が深まったことがありました。3ヶ月ほど経った頃、お母様の方から初めて「この子、Tさんがきてくださると安心するみたいなんです」と言っていただいた時はとても嬉しかったです。それまで、毎日その日のお子様のご様子や可愛かったエピソードをこちらからお話しするようにしていたのですが、それからはお母様からもお子様の様子を話してくれるようになり、「信頼して下さったのだな」と、とてもやりがいを感じました。

そのお子様はご入園のため3月でお世話が終了してしまったのですが、最後の日にお母様が「本当にありがとうございました。Tさんのおかげです」と涙ながらにおっしゃってくださったんです。その時は私も思わず泣いてしまいました。半年間という短い期間でしたが、本当に保育園の卒園式のような大きな感動と、やりがいを感じた瞬間でした。

お子様の興味とペースに合わせて「遊びこめる」のがナニーの魅力

―ナニーの仕事で、保育士の経験はどのように活かされていますか?

保育士として培った経験は、ナニーとして働く上で大きな強みになります。特に、遊びを通してお子様の成長を促す「エデュケア」の視点は、ナニーの仕事でも大いに役立っています。

例えば、私が手作りした手袋シアターや制作遊びは、お子様にとても喜ばれます。保育園では、どうしても集団行動が中心になってしまいますが、ナニーはお子様一人ひとりの興味やペースに合わせて、とことん遊びこむことができるのが魅力です。

ブロック遊びで納得がいくまで一緒に遊んだり、散歩先で見た働く車について、家に帰ってから一緒に図鑑で調べたりするなど、一人ひとりの「知りたい」「やってみたい」という気持ちを大切にすることができます。

また、保育士の経験があるからこそ、挨拶や手洗いなどの基本的な生活習慣も、お子さまの発達段階に合わせて丁寧にお伝えし、身に着けていただくことができます。

あるお子様をお世話した際、七夕の時期だったので、織姫と彦星を作ったことがありました。その場で短冊も作ってお願い事を聞いて書いたりしたら、お母様がとても喜んでくださり、リビングに飾ってくださったんです。作ったもので遊ぶだけでなく、家族で飾って楽しんでくださる様子を見ると、こちらも嬉しくなりますね。

お子様との接し方で気をつけていることは、お子様の性格によってアプローチを変えることです。元気なお子様には、最初から「一緒に遊ぼう!」と明るいトーンで話しかけますが、人見知りをするお子様には、さりげなく声をかけたり、好きなものをそっと尋ねたりしながら、少しずつ距離を縮めていくようにしています。これも、7年間の保育士経験で培った応用力かもしれません。

仕事時間もプライベートも充実、心身ともに健康に、ゆとりある働き方

―ナニーとして働く、ある一日のスケジュールを教えてください。

保育士時代は早番・遅番があり、毎日違うシフトで生活リズムが不規則でした。早番だと朝4時半に起きて、帰宅も夜9時を過ぎる日もあったため、睡眠時間も十分に取れず大変でした。でも、ナニーになってからは、自分でスケジュールを調整できるようになったので、ゆとりのある生活を送れています。

【Tさんのある一日】

  • 5:45 起床、朝の準備・簡単な家事(朝食のお皿を片付けたり、昨日の洗濯物を畳んだりなど)を済ませる
  • 7:00 出勤
  • 8:30 ナニーのお仕事開始
  • 12:00 お子様のお昼寝中にささっと昼食(コンビニのおにぎりを持参することが多い)
  • 17:30 お仕事終了、帰宅

私は、このようなスケジュールで保育園の代わりにご家庭で1対1で保育を行う居宅保育園事業をご利用のお宅に週3日入っています。月にすると100時間程度になります。

居宅保育園事業について詳しくはこちら

ポピンズの会員様のお世話であれば短時間のものも多いのですが、居宅保育園事業では、保護者様がフルタイムでお仕事をされているため、朝から夕方まで長時間のお世話に入ることができます。これが私の希望する働き方にぴったりだったのです。定例のお仕事が決まれば、毎週同じご家庭のお世話に入ることができるので、仕事のスケジュールも立てやすく、同じお子様を継続的にお世話することのできる安心感もありました。

保育士時代と比べると、睡眠時間もしっかり確保できるようになりましたし、自炊をする時間も増えました。心身ともに健康に働けていると感じます。ナニーの仕事は、自分のライフスタイルに合わせて働けるのが大きな魅力ですね。土日休みが取れるので、休みの日はカフェでゆっくり過ごしたり、旅行の計画をたてたりして楽しんでいます。持ち帰り仕事もないので、プライベートの時間を充実させることができています。

一つ一つのご縁を大切に信頼していただけるナニーに

―ナニーの仕事の魅力は何だと思いますか?

保育士は園の決まりに従うことが多いですが、ナニーは自分でその日の活動を組めるのが大きな魅力です。お子様の体調や天候、保護者様のご希望に合わせて、臨機応変に過ごし方を決めることができます。

―今後、ナニーとしてどのような存在になりたいですか?

「Tさんに任せておけば安心」と信頼してもらえるナニーになりたいです。これまでの経験を活かしながら、一つ一つのご縁を大切に、お子様とご家庭に寄り添い、かけがえのない時間を一緒に過ごしていきたいです

保育士として培った経験は、ナニーとして働く上で大きな強みになります。一人ひとりの子どもと深く関わりたい、自分のペースで働きたい、そんな思いをお持ちの方は、ナニーという働き方を検討してみてはいかがでしょうか。詳しくはこちらをご覧ください→

この記事を書いた人

ナニーメディア編集部
ナニー・ベビーシッターなど保育業界を目指す人のための情報メディア「ナニー メディア」編集部です。

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