ご利用者さまが本音で語る!!ナニーさんが紡いだ「ポピンズメモリー」で振り返る 我が家の幸せなポピンズ居宅保育園の思い出 <前編>
contents
カオスな我が家の救世主 白いエプロンの「せんせい」がやってきた!
我が家に白いエプロンを着けた「せんせい」が初めてやって来たのは、まだ桜の花が残る2025年4月のこと。保育園に入れず待機児童になった娘は、国が待機児童救済措置として実施している居宅訪問型保育事業を利用できることに。利用者の自宅を“保育園”として、委託業者ポピンズのナニーさんが1対1で保育してくださる仕組みです。我が家はナニーさんを「せんせい」とお呼びすることにしました。
当時の我が家は、幼稚園に通う4歳長男、待機児童の1歳長女、一時保育等を利用する0歳次男がおり、私はフリーランスで働きながら離婚準備を進行中という状況でした。
そんな慌ただしい日常にナニーさんをお迎えするのが正直申し訳ない状況もあったのですが、ポピンズのナニーさんは動じない!いつもたおやかさの中にドーンと大きな愛情の軸を据えて、娘と我が家を丸ごと抱きとめて下さいました。保育園が決まったため利用回数は24回に留まりますが、「せんせい」とともに過ごした日々は我が家にとって忘れられない思い出になりました。
今、私の手元には「せんせい」との日々をつづったピンク色の連絡ノート「ポピンズメモリー」があります。涙あり、笑いあり。我が家のポピンズ居宅保育園の日々を「ポピンズメモリー」で振り返ります。
娘のトリセツから始まるナニーさんとのコミュニケーション
2歳の誕生日を目前に控えた娘は、自我が芽生え、おしゃべりが上手になってきたころ。何でも自分で決めたいし、自分でやりたい。けれど言葉はまだ不明瞭なことも多く、言いたいことが伝わらないとたちまち癇癪が起こります。母子分離の心配よりも、娘の爆発でナニーさんを困らせ、保育が成り立たないことが心配でした。そこで「ポピンズメモリー」1ページ目の「お子さまについて」の記述覧は、娘の取扱説明書として「娘語」の解説、性格、好きな物・苦手な物を載せることにしました(トップ画像参照)。
好きなことに「変な顔」と書いていたためか、初日のナニーさんからは「慣れてきたら変顔を披露してくれました!」との記載が。娘がナニーさんに心開いたことがわかりほっとしました。また、お絵かきがしたい時に「タチタチしたい」と言うことも書いておいたので「Mちゃんからタチタチのお申し出がありましたので」とお絵かきをたくさんしてくださったことも。ナニーさんと娘の最初のコミュニケーションに役立ったようでした。
「せんせい」からのお返事は、娘の笑顔が思い浮かぶオリジナルの冒険記
親からナニーさんへの連絡事項親記入欄は、読み返すとネガティブ要素のオンパレード。母子分離の心苦しさ、イヤイヤ期の難しさ、食事中の徘徊、赤ちゃん返り、兄弟への暴力…。しかし、ナニーさんから返って来るノートには、「Mちゃんが自分で靴を履き」「好きなルートでお散歩を楽しみ」「公園で見つけた芋虫や花をじっと観察し」「出会った人に元気よく挨拶をしました!」。娘がのびのびと彼女らしい冒険を楽しみ、また少し成長したことがうかがえる記述でいっぱいです。
親が出勤する瞬間こそ寂しげな様子を見せるものの、玄関のドアが閉まると同時に娘の最高にオリジナルな1日が始まることが、ポピンズメモリーには綴られています。それは、娘の性格や個性を丁寧に読み取ってオーガナイズしてくださるナニーさんがいて下さるからこそ成立するのです。いつしか私にも、娘の良いところをキャッチするナニーさんの目線が伝染したようで、ポピンズメモリー後半は「おしゃべりが上手です!」「お片付けを手伝ってくれます!」と書くようになっていました。
「知力8」が教えてくれる今日の我が子の8つのきらめき
ポピンズのナニーさんは、独自の教育指標「知力8」なる考え方に基づいて保育をしてくださいます。知力と脳の機能部位との関連性に着目し、子どもたちの知力を大きく8つの領域に整理したものだそう。

エデュケア実践の核となる独自の教育指標「知力8」
預かり中の遊びや日常生活の中で言語、音楽、倫理数学、空間構成、身体運動、自然科学、社会性、自己受容という8つの観点から子どもの持つ個性を尊重し、新たな力を見つけて引き出してくださるものだそうです。利用開始前の面談でコーディネーターさんからこの説明を受けた時、良い意味で「ここまでやってくれるのか!」という衝撃がありました。ナニーさんと1対1の居宅保育ということで感じていた、一般的な集団保育ではない不安や娘への後ろめたさは、この「知力8」の説明を受けて一気に期待へと変わりしました。
さて、ポピンズメモリーではその日の「知力8」の取り組みをナニーさんから記載頂きます。例えば公園に出かけたある日は…
| 知力8 | |||
| 言語 | 音楽 | 倫理数学 | 空間構成 |
| 「○○がやる~」「痛いの…」「イチゴ好き」 | 手遊び歌アンパンマンのマーチ | 1、2階のエレベーターのボタンを押す | 木、石を重ねたり並べたり |
| 身体運動 | 自然科学 | 社会性 | 自己受容 |
| 歩く、ジャンプ、走る、登る | お花、木、葉っぱ、枝、風、太陽 | 誰にでもきちんとごあいさつ | 手を洗いたいことを伝える |
これを読むことで今の娘の興味が把握できます。「音楽」の覧に曲名があれば、お風呂の時間に一緒に歌ったり、草木に興味を示したとあれば寝る前に図鑑を開いてみたり。一日のバトンをナニーさんから受け取ってフォローアップするという新たな楽しみが生まれました。
子どもの“好き”を全力応援。“わんわんバス”でさよなら遠足
保育園の入園が決まり、ポピンズ居宅保育園の利用もお終いに近づいたある日。1人のナニーさんから、“さよなら遠足”のご提案がありました。「いつもお散歩でMちゃんが指さして大喜びしていた“わんわんバス”に一緒に乗りたいんです」と。既成のキャラクターに興味を示さず、母からすると独特過ぎるとも思えるユニークな好みを確立している娘の“らしさ”を「大好き!!」と言い続けてくれたナニーさん。首の後ろにリボンが付いたTシャツを前後逆にして、蝶ネクタイ風に着るこだわりに「最高だよ!」と拍手してくれる“せんせい”のことが、娘も大好きでした。さて、その素敵なご提案に「ぜひお願いします!」と即答し、ナニーさんとの最終日に決行される運びとなりました。
迎えた当日、ナニーさんから「さあ、“わんわんバス”に乗りますよ」と告げられた娘は大喜び。走り回ってはしゃぐ姿に、そう言えば中間子である娘の“好き”に対して、母として大して何もしてあげてこなかったことに気付かされました。もしかしたら、ナニーさんは我が家のそんな状況にも気付いていたからこそ、ご提案下さったのかもしれません。

ナニーさん自身も楽しみながら娘の“好き”を尊重してくれていました。
娘と“せんせい”の遠足で、複数のルートを通る“わんわんバス”を何度か乗り継ぎ、とても充実した冒険になったそうです。私が帰宅すると、頬を上気させて「“わんわんバス”乗ったのー!!」と報告してくれました。
見送りの際、ナニーさんが見えなくなるまでベランダから元気よく手を振り続けた娘。今日が最後だとわかっているのか、いないのか…。何度も振り返って、時には数歩戻って手を振り返して下さるナニーさんに私も頭を下げながら、娘はこうして良き理解者との出会いと別れを幾度も経験しながら育っていくんだなと、そんなありがたい未来の予感に胸がいっぱいになったのでした。
未来の娘に贈りたい… 「ポピンズメモリー」という宝物
我が家の24ページの「ポピンズメモリー」には、その日その瞬間の躍動するような娘の可愛らしさがぎゅっと詰まっています。ナニーさんに見守られ、導かれながら身体と心をいっぱい使って楽しんだ娘の冒険記は、親にとって子どもと過ごす日々の尊さを思い出させてくれる宝物になりました。
いつか娘が成長して母になり、仕事と育児の両立で悩む日が来たとしたら…。
その時はポピンズメモリーを渡して「あなたも心配する私の気持ちをよそにナニーさんとこんなに楽しく過ごした日々があったんだよ」と伝えられたらいいなと思っています。
まだまだポピンズメモリーにはナニーさんからの素敵なメッセージがつづられています。続きは後編で・・・。

この記事を書いた人
- 吉尾 夏紀
- 新聞社(記者職)、広告代理店勤務を経て「もの書き屋 きりんとバオバブ」として独立。 乳幼児3人を育てるシングルマザー。育児における座右の銘は「センス・オブ・ワンダー を探して」。2025年4~9月、国の居宅訪問型保育事業としてポピンズナニーサービスを利用
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