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海外で人気の「ナニー」という働き方あなたも始めてみませんか?~「ナニー」が日本でも求められている理由~

2025.12.10
海外で人気の「ナニー」という働き方 あなたも始めてみませんか? ~「ナニー」が日本でも求められている理由~

近年、「ナニー」という言葉は、私たちの生活の中でもよく聞くようになってきました。しかし、まだナニーについて「ベビーシッター」との違いが分からない、「特別な家庭だけが利用するもの」といったイメージを持っている方もいるのではないでしょうか。イギリスやアメリカをはじめとする海外では、ナニーがいる家庭は少なくありません。

ナニーは、「子どもの教育シッター」として昔から家庭の中で大きな役割を果たしている、専門職のひとつなのです。

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まさに今、この「ナニー」という働き方が、日本の共働き家庭や多様な働き方の家庭のニーズとマッチしているということで、大きな注目を集めています。

今回は、海外ではナニーはどのような存在なのか、日本でもナニーが注目される理由やその働き方が選ばれる理由を、詳しくご紹介します。

また、質の高い保育を提供して、様々なご家庭から選ばれている「ポピンズナニー」という働き方についてもお伝えしています。

海外では家庭教育のプロフェッショナルとして定着

海外の「ナニー=(イコール)教育シッター」として多くの方が思い浮かべるのは、イギリスやアメリカの「ナニー」ではないでしょうか。これらの国だけではなく、オーストラリアやカナダ、ヨーロッパにも「家庭保育者」というナニーと近い職業が存在します。

世界中で信頼されるナニーの存在

ナニーの役割は、単に子どもを見守ることだけではありません。大切なのは、子どもと一緒に過ごす時間の中で、遊びを通して社会性や創造性、思考力などを育み、日常生活の中で基本的な生活習慣やマナーを伝えることです。

また、保護者と連携をとりながら、家庭のサポート役として重要な役割を果たしています。

ナニーは、長期間にわたって同じ家庭と関わることが多くあるため、日々の保育の中でその子どもの成長や個性、各家庭の教育方針や子どもへの想いを深く理解しています。

このように、その国ごとの文化や考え方は違っていても、「家庭という安心安全な場所で、専門性のある保育の視点と愛情をもって子どもや保護者のサポートを行う、信頼される存在」というナニーの価値は、世界共通といえるでしょう。

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世界中の家庭からナニーが選ばれる理由

なぜ、保育園や幼稚園という集団の場がありながら、ナニーが選ばれるのでしょうか?

一人ひとりの子どもとじっくり向き合える保育

保育園や幼稚園は、社会人として必要な集団生活の基礎を学ぶことができます。ただ、保育者が一人ひとりの子どもと関わって保育を行うことは、なかなか難しい状況となるでしょう。

一方、ナニーは一家庭の中に入って、一人の子どもとゆっくりと関わりながら一日を過ごします

その子どもの発達段階やその日の体調などに合わせ、興味関心に寄り添いながら保育を行います。その子どもに適したきめ細やかな対応ができる保育が、ナニーの魅力といえるでしょう。

家庭の生活スタイルに合わせた柔軟な調整力

現代は、日本のみならず様々な国々で、育児と家事の両立を円滑にするために、働く時間や場所、雇用形態を柔軟に調整できる、多様な働き方の家庭が多くなっています。また夫婦間の役割分担の柔軟化や価値観の多様化など、生活スタイルも多岐にわたります。

このような現状において、ナニーは各家庭の生活リズムや、保護者の勤務形態に合わせた預かり時間、家庭の方針に寄り添った保育に対応できるのです。

保護者にとって、子どもを安心して預けられるナニーは、とても重要な存在であると言えるでしょう。

家族との信頼関係と成長のサポート

ナニーは、一つの家庭に長期にわたって関わることが多くあります。

そのため、子どもとの深い信頼関係を築きながら、成長をサポートすることができます。子どもにとって、安心できる大人がそばにいることは、情緒を安定させ自己肯定感を高めるためにとても重要です。

また保護者にとっても、保育のプロフェッショナルとして心強い相談相手となり、大きな支えとなっています。

日本でも「保育のプロ」として注目される理由

海外では、長きにわたり「教育シッター」として信頼されてきたナニーが、今、日本でも「保育のプロフェッショナル」として注目されています。

これは、日本の社会構造や日本人の価値観が変化してきていることと、深く関連しているのです。

共働きや多様な働き方の広がり

現代の日本は、共働き家庭が主流となっており、保護者の働き方は多様化しています。こういった変化の流れから「柔軟な保育」に対するニーズが高まっているといえるでしょう。

「柔軟な保育」のニーズが高まる理由

現代の日本は共働き家庭が主流である一方、核家族化が進んでおり、保育園以外で子どもを安心して預けられる場所が少ないことが、子育て家庭における問題のひとつです。

  • 保育園の預かり時間と仕事の就業時間が合わない
  • シフト制で、決まった預かり時間だと難しい
  • 祖父母や親戚などに頼るのが難しい

こういった悩みを抱える保護者にとって、個々の家庭状況に合わせて柔軟に対応し、質の高い保育を提供してくれるナニーの存在は、心強いものとなります。

なお、ナニーと近いサービスとして「ベビーシッター」があります。

2つのサービスの違いとして、ベビーシッターは短時間や一時的な預かりの中で子どもの世話や見守りなどを行います。

一方で、ナニーは子どもの世話を行うだけでなく、成長や学びに寄り添いながら、多くの時間を子どもと一緒に過ごす教育シッターです。さらに保護者との信頼関係を深めながら、家庭全体のサポートを行っていく、保育の専門職と言えるでしょう。

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「教育の質」への関心

近年、子育てに対する保護者の意識も変化しています。

「とにかく、長時間預かってもらいたい」というよりも、「子どもの興味を引き出して能力を育んでくれる質の高い保育」に関心を寄せている家庭が増えているのです。

質の高い家庭内保育

保護者の意識の変化と共に、保育園や幼稚園での集団保育では難しい、「子ども一人ひとりに合わせた丁寧な保育」に注目が集まっています。

遊びを通して育まれる好奇心や創造力、安心して過ごせる環境の中で育まれる安定した情緒など、このような質の高い保育を提供できるのが、教育シッターである「ナニー」なのです。

保護者にとって「頼れる相談役」

保護者は、家庭の教育方針を決めて子育てを行う中で、様々な悩みや迷いをかかえています。そのような時に、豊富な知識と経験値のあるナニーは、保護者にとって頼れる存在となります。

このように、保護者との関わりの中で信頼関係を深め、安心して子どもを託せるナニーのサポート力も、日本で注目されている理由の一つです。

ナニーという働き方が選ばれる理由

ナニーが日本で注目されているのは、利用する家庭側のニーズだけではありません。

保育を仕事としている人々の多くが、「ナニー」という働き方が、子どもに寄り添った質の高い保育であり、自分自身にとってやりがいのある職業であると、興味関心を持ち始めています。

保育士資格や子育て経験などを活かせる

ナニーの仕事は、質の高い保育や教育を家庭内で行うこと、といえるでしょう。

そのため、これまで培ってきた専門的な保育の知識や、子育て経験を活かすには最適な職業です。

保育士資格や幼稚園教諭免許の活用

保育・教育関係の資格を取得している方であれば、一人の子どもに丁寧に寄り添いつつ、これまでの経験をさらにブラッシュアップさせながら、質の高い保育を提供できるでしょう。

子育て経験としての知識を活用

また、ご自身の豊かな子育て経験も、大切な「専門性」として活かすことができます。

子どもに寄り添いながら得た経験は、保護者にとって非常に貴重で、ためになるアドバイスとなります。

やりがいのある働き方ができる

子どもに携わる仕事において、一人の子どもの日々の成長を最も近くで深く見守ることができるのは、本当に尊いことです。

また、子どもの学びや成長を促しながら、その道のりを一緒に歩むことができることが、ナニーという仕事の大きな魅力とやりがいといえるでしょう。

ポピンズナニーという働き方

日本で注目が集まっているナニーという働き方において、「ポピンズナニー」は保育のプロフェッショナルとして、保護者様から高い評価を得ています。

ポピンズナニーは、イギリス王室も御用達のナニー養成校「ノーランドカレッジ」と提携した、質の高い保育を行っていることも、様々なご家庭から選ばれる理由の一つでしょう。

質の高い研修とサポート体制

ポピンズナニーの研修は、国指定研修の認定を受けているものも含まれており、質の高い研修として定評があります

さらに、お子さまのお預かり中のトラブルや不安点などは、24時間いつでも専門のコーディネーターに電話がつながる体制となっています。お世話をしている現場では一人でも、心強いサポート体制が整っているため、落ち着いて対処ができるように配慮がされています。

ポピンズナニーとしてのマナーの実践

ポピンズナニーは、日々共に過ごすお子さまのお手本となるよう、また保護者から「このナニーなら、安心して預けられる」と感じていただけるような、マナーを実践しています。

正しく美しい言葉遣いや、信頼感の伝わる立ち居振る舞い、清潔で保育に適した身だしなみ、優しい笑顔など、ポピンズナニーは保育現場でお子さまのお手本となるマナーを実践しています。

まとめ

今回は、海外で人気の「ナニー」が、日本でも注目を集めていることについて詳しくお伝えしました。

ナニーという職業の魅力ややりがいは、一人の子どもに寄り添い、深く関わる中で、その子の成長を最も近くで見守りながらサポートできることです。

そんな、すばらしいナニーという働き方に興味を持った方は、ぜひポピンズで一緒に働いてみませんか?詳しくはこちらをご覧ください→

この記事を書いた人

五島 由紀子
保育・教育関係に携わって15年以上。保育園施設の管理職を経て、2022年よりフリーランス保育士として活動開始。 保育士免許・幼稚園教諭二種免許・子育て支援教育カウンセラー資格・キッズマナー講師資格取得。ポピンズナニーの経験を活かした保育・教育特化ライター。 現在は、保育に携わりつつ、心理カウンセラーとしてSNS相談サイトや心理カウンセリングサイトでのカウンセラー業務を行っている。趣味はベリーダンス。産業カウンセラー資格取得に向けて勉強中。

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