産後のお母さまと赤ちゃんに寄り添うナニーを育成するために行われた「産後ケアナニー研修」。前回の座学編に引き続き、実技編の様子を受講生として参加したスーパーナニーがご紹介します。
講師は、座学でも指導を担当された現役の助産師の方です。
さらに、日頃から新人ナニーの実技研修を担うスーパーナニーがアシスタントとして加わり、専門性の高いダブル体制での指導となりました。
参加者は座学を受講した12名を2グループに分け、今回はそのうちの5名が受講しました。首のすわっていないリアルな新生児人形を使い、ほぼマンツーマンともいえる環境で、抱っこや沐浴、調乳、授乳支援などを、実習を繰り返し行いました。
その都度きめ細やかなフィードバックが入り、理解を深めながら確実に技術を身につけていきます。まさに、理論と実践を結びつけた濃密な研修となりました。
泣いている赤ちゃんをあやす

「お腹がすいたのかな?」「眠いのかな?」
赤ちゃんの泣き声に耳を傾けながら、首をしっかり支え、丁寧に抱き上げます。泣き方の強さに合わせて、抱っこの姿勢や揺れ方を変えるコツを体得。講師の「赤ちゃんの気持ちを想像してあげてくださいね」という言葉に、皆が大きくうなずきました。
沐浴で感じる命の尊さ
次に行われたのは沐浴の実習です。必要な物品を事前に準備し、赤ちゃんに声をかけながらお洋服をやさしく脱がせます。ベビーバスに入れる際の手の添え方や姿勢、洗い方、そして安全確保のポイントまでを一つひとつ確認し、お人形をベビーバスにそっと入れると、研修室の空気が一気に柔らかくなりました。
お顔、頭、身体……と、優しく声をかけながら洗い上げていくナニーさんは、表情も声も手つきも本当に穏やか。

まるで本物の赤ちゃんをお世話しているようなあたたかい雰囲気に包まれました。沐浴後は保湿やおむつ替え、衣服の着せ方、鼻や耳のケアまでを丁寧に確認しました。「さっぱりしたね」「気持ちよかったね」あたたかな声かけのシャワーは止まりません。
いのちを守る心肺蘇生
SIDS(乳幼児突然死症候群)を念頭に、呼吸チェックや心肺蘇生の手順を学びます。
「もしもの時に、落ち着いて行動できるように」。
声を出し、身体を動かしながら確認する姿に、命を預かる仕事への真剣な思いがにじみました。
授乳支援と調乳の基本

ミルクの作り方を復習したあと、授乳を行うお母さまへのサポートについて学びます。

授乳のタイミングやお声かけの仕方、ゲップのさせ方など、実際の支援場面を想定したロールプレイングを行いました。ナニーが支援できる範囲と、専門職に引き継ぐべき領域を正しく理解することの大切さが強調されました。
お母さまやご家庭の状況、方針を尊重しながら、安心して授乳を行える環境を整える――そのための実践的な知識と姿勢が培われました。
おやすみの安全を見守る
最後は赤ちゃんの睡眠時の安全チェックです。寝かせる向きや寝具の状態、室温など、安全を守るための具体的なポイントを再確認しました。小さなサインを見逃さない観察力と、冷静な判断力が求められることを改めて意識しました。
実技終了後には、講師から一人ひとりに丁寧なフィードバックが行われました。
「ここはとても上手にできています」「次はこの部分を意識してみましょう」といった具体的な助言があり、受講者は自信とともに次の成長への意欲を新たにしていました。
命のぬくもりを支える手に
笑顔でお人形をあやしながらも、そのまなざしの先には、これから出会う「本当の赤ちゃん」と「お母さま」がいる――。穏やかな空気の中に、命を支える仕事への誇りと情熱が確かに感じられる研修でした。
ポピンズでは、こうした研修を通して産後ケアに必要な知識と実践力を身につけた「産後ケアナニー」を育成しています。安心して頼れるナニーが、ひとりでも多くのご家庭に寄り添えるように。
これからも、学びと実践を重ねながら専門性を高めていきます。
あなたもポピンズで「命のぬくもりを支える手に」なれるナニーとして輝いてみませんか?
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この記事を書いた人
- ポピンズはなこ
- 現役のスーパーナニーとして、日々さまざまなお子様とご家庭に寄り添っています。 3人の子どもを育てあげ、子育てがひと段落した頃、「今度は自分の好きなことを仕事にしたい」とナニーの道へ。 より深くお子様と関わるために保育士資格も取得しました。 お子様の笑顔に励まされながら、今日も心をこめてナニーのお仕事に向き合っています。
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