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ナニー1年生が語る「お子様の成長を共に喜び、楽しみを分かち合える」こんなに笑顔でいられる仕事は他にない

2025.05.29

ナニーのお仕事は気になるけれど、どんなお仕事なのだろうか、私に務まるだろうか。不安はつきものですね。ちょうど1年前、自身の子育て経験を活かして、忙しいお母様の力になれるのではないかと、勇気を出して一歩を踏み出してくださったMさん。今では多くのご家庭を支え、なくてはならない存在としてご活躍です。「すべてが順調ではなかった」というこの1年を振り返りながら、ナニーのお仕事の魅力を笑顔いっぱいで語って下さいました。

「誰から愛されたか」だけでなく、どれだけの愛多くの愛情を受けたかが大事

はじめにナニーになったきっかけを教えていただけますか?

「ベビーシッターってどういうものなのだろう?」とインターネット広告を見ていたときにポピンズナニーサービスのコアメッセージが目に留まったんです。

子どもは「誰から愛されたか」だけでなく、「どれだけ多くの愛情を受けたか」が大切です。 

実は私自身、幼い頃にベビーシッターさんにお世話になった経験があります。ただ、当時の私は母に対して「なんで私を預けるの?」と、少し寂しい気持ちを抱いていました。

しかし、私も親になり、娘と幼児教室に通っていた頃に、この言葉が心に深く響きました。ちょうど同じ幼児教室で出会った、いつもニコニコしているお子さんの存在も大きかったのです。そのお子さんは多くの人と触れ合う機会に恵まれていて、誰にでも笑顔で接する姿を見て、「素晴らしいな」と感じました。

自身の幼少期の経験から「娘とはできる限り一緒にいたい」という思いが強かったのですが、この言葉と幼児教室での出会いを通して、成長の過程では色々な人と関わり、たくさんの愛情に触れた方が良いのではないか、と考えるようになったのです。振り返れば、今の私があるのは、母だけでなく、周りの方々からたくさんの愛情を注いでいただいたおかげ。その経験から、お子様の成長に関わることのできるナニーという仕事に強く惹かれるようになりました。

自身の子育て経験から、忙しい保護者様の力になれるのではないかと思ったことも、応募のきっかけの一つです。具体的なアドバイスはできないかもしれませんが、子育て経験を活かして保護者様に寄り添うことはできる。そして、学びを続け、年齢を重ねても活躍できるこの仕事に、大きな魅力を感じていました。

コアメッセージがきっかけで数あるベビーシッター事業者の中から、ポピンズナニーサービスを選んでくださったのでしょうか?

そうです。また幼児教室で最新の脳科学や心理学の講習会に参加する機会もあり、ポピンズナニーサービスが掲げているエデュケア、つまり教育と保育を組み合わせた教育理念こそ、まさに私がやりたいことだと感じたからです。

しっかりとした研修体制が整っていることも、ポピンズナニーサービスを選んだ大きな理由の一つです。救命救急の先生や看護師さんから直接学ぶ機会があり、アレルギー対応など、専門的な知識を深めることができる環境は、私にとって非常に魅力的でした。

ナニーを始められて1年ですね。今、担当されているお仕事について詳しく聞かせていただけますか?

現在、私は直接雇用ナニーとして週に5回、月にして120時間、国の認可事業である居宅訪問型保育事業のお仕事をさせていただいています。長時間にわたる1対1のお世話なので、お子様一人ひとりの個性や発達に合わせた、きめ細やかな保育を心がけています。自分自身の成長にも社会貢献にもつながるお仕事だと実感しています。

また、直接雇用ナニーですので社会保険にも加入でき、今の医療も、未来の年金も安心できます。月に120時間の勤務ですので、月曜から金曜まで朝から夕方までお世話に入っています。1年前、私がちょうどナニーの仕事を始めるときに9歳だった娘が学童保育に通うのを辞めたので不安はありました。しかし、私が仕事で忙しくしている方が、娘はいい意味で自立ができたというか、自分で時計を読んで行動できるようになったのは、うれしい驚きでした。

居宅訪問型保育事業のお仕事とはどのようなものですか?

お子様のご自宅という、安心できる環境で月曜から土曜まで継続的にお世話をさせていただくものです。一家庭のお世話を一人で担当することもあれば、数名のナニーで連携してお世話をさせていただくことも多いです。一日を通してじっくりと、また継続的に関わることで、お子様の成長をより深く感じることができます。

居宅訪問型保育事業について詳しくはこちら→

居宅訪問型保育の一日は、午前8時頃にご自宅に伺い、保護者様とのお打ち合わせから始まります。お子様の体調や、いつもと変わった様子がないかなどを丁寧に確認したら午前中は、体を動かす遊びを中心に行うことが多いですね。あらかじめ保護者様ともご相談の上、「児童館に行こうか?」「お外で遊ぶのはどう?」と、お子様に声をかけながら、一緒に過ごす場所を決めます。

お昼ご飯の後には、絵本を読んで、穏やかなお昼寝の時間となります。お昼寝中は午睡チェックをしながら保育日誌に今日のお子様の体調や、できたこと、印象的な出来事などを詳しく記録します。これは、他の曜日に入られるナニーさんとの情報共有のためにも、とても大切な仕事です。保育園入園を控えているお子様の場合は、お昼寝が習慣づけられるよう、眠りやすい生活リズムや環境づくりを心がけています。

午後や雨の日は、お部屋の中で手先を使う遊びなど、そのお子様の発達段階を見極めたお遊びを一緒に楽しんでいます。これがポピンズのエデュケアです。会社から提供される「今月の課題」に沿って季節の作品制作を進めることも多いです。そういった点も保育園事業ならではですね。

長時間、長期間にわたるお世話になりますので、すべて事前に保護者様のご意向を細かく確認し、連携を取りながら保育を進めています。

初めての保育の仕事、不安は研修や保育補助の仕事が吹き飛ばしてくれた

ポピンズナニーサービスではデビュー前研修が複数用意されていますが、研修は振り返ってみていかがでしたか?

デビュー前の研修は、本当に学びの多い日々でした。救命救急の先生や看護師さんから直接学ぶ機会をいただき、アレルギー対応や緊急時の対応など、専門的な知識を深めることができました。ロールプレイングなども多く、実際のお仕事を始める前の不安を軽減する上で、非常に役立ちました。しっかりとした研修体制があったからこそ、安心してスタートを切ることができたと思っています。

デビューのお仕事はどうやって決められましたか? 

デビューのお仕事はコーディネーターの方と1対1で相談しながら決めることができ安心でした。最初のお仕事として、ポピンズが運営する保育園 ポピンズナーサリースクールでの保育補助を紹介していただきました。ポピンズナーサリースクールのお仕事と並行して、徐々に個人宅を訪問するお仕事を増やし、仕事の幅を広げていきました。ポピンズナーサリースクールでは、先輩ナニーさんと一緒にお仕事に入り、現場の保育士さんたちの動きから、様々な対応方法を学びました。研修で学んだことを、実際の現場でさらに深く理解することができたのです。分からないことや、不安に思うことがあった時、ポピンズナーサリースクールの先生方の動きを見て学べたことが、私にとって大きな支えとなりました。

はじめて個人のお客様宅を訪問された際はやはり緊張されましたか?どのようなことを心がけたのでしょうか?

初めて個人のお客様のお宅でお仕事をさせていただく際は、本当に緊張しました。今思えば、緊張のあまり少し慎重になりすぎてしまったかもしれません。でも今は、何よりもナニー自身が笑顔で楽しく、お子様と関わることが大切だと感じています。

初めて会うお子様と打ち解けるために、私が心がけているのは、お子様が興味を持っているものに、一緒に寄り添い、私も興味を持つことです。初めてのお世話では、やはり泣いてしまうお子様も少なくありません。まだ言葉がうまく話せないお子様には、優しく語り掛け、お子様の言葉を繰り返してみたりしています。そうすると、不思議と笑顔を見せてくれるようになります。日に日に慣れてくると、私の名前を呼んでくれるようになり、笑顔がどんどん増えていく。その成長を感じられる瞬間が、本当に嬉しいです。

壁にぶつかったときは会社に相談したり調べたり、常に学ぶ姿勢を大切に

ナニーのお仕事にやりがいを感じるのはどのような時でしょうか。

この仕事の何よりのやりがいは、お子様の成長を間近で感じられることです。「初めて立った!」「歩いた!」という、人生の大きな瞬間に立ち会えた時の感動は、言葉では言い表せません。 

「また明日ね!」というお子様からの言葉も、私にとっては何よりのご褒美です。一日の終わりに、保護者様にお子様の様子をご報告するのですが、その際に一緒に喜びを分かち合えることも、この仕事の幸せであり、大きなやりがいとなっています。

デビューからの1年を振り返り、思い出深いエピソードがあればお聞かせください。

この1年間、すべてが順調だったわけではありません。何度も壁にぶち当たりました。イヤイヤ期のお子様への対応に苦慮したり、保護者様が育児に悩まれているときなど、どう対応すればよいか悩んだりすることもありました。

そんな時は、分からないことは会社に相談したり、自分で調べたり、常に学ぶ姿勢を大切にしています。私ではお答えに迷うような専門的なことでも、会社の方が保護者様に丁寧に説明してくださるので、そのサポート体制は本当に心強く感じています。

思い出深いエピソードとしては、2歳のお子様で、最初はお歌を歌うとニコニコしてくれるだけだったのですが、ある日、保護者様が帰宅された際に、お世話の中で一緒に歌った歌を、リズムを取りながら披露してくれたことがありました。仕事から帰られた保護者様は、その成長ぶりを本当に喜んでくださいました。お子様の1日1日の成長スピードには、いつも驚かされます。お子様と深く関わる個別保育だからこそ、成長を間近で見守ることができ、保護者様から感謝の言葉をいただくこともあります。「こんなことができるようになったんですね」という言葉をいただいた時は、本当に嬉しかったです。

一人のお子様に集中できるというのは、この仕事の大きなメリットだと思います。これから何か新しいことを始めたい、ナニーに応募してみようか、挑戦してみようかなと思われている方がいたら、ぜひ一歩を踏み出してほしいです。

やってみると、本当に楽しいです。やってよかったと心から思えます。こんなに笑顔でいられる仕事は、他にはないんじゃないかと思うくらい、毎日が笑顔で溢れています。やっぱり、お子様の成長に立ち会えることは、本当に素晴らしいです。

お子様や保護者様と一緒に喜び、楽しみを分かち合えるこの仕事を私は誇りに思っています。

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この記事を書いた人

ナニー メディア編集部
ナニー・ベビーシッターなど保育業界を目指す人のための情報メディア「ナニー メディア」編集部です。

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