パパとおでかけ!お子さまと楽しく遊べるコツをご紹介
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お子さまと2人きりのおでかけ、どうしたらいいんだろうと悩んでいるパパは意外と多いのではないでしょうか?
小さまお子さまとのおでかけは、「どんなところに連れて行ったら喜ぶんだろう?」「ケガをしたらどうしよう?」「泣きだしたらどう対処したらいいんだろう?」など、心配事がつきませんよね。
確かに、日常的にお子さまと過ごしていないと、なかなか2人で出かけるイメージがわいてこないでしょう。
今回は、そんなパパのために、お子さまと楽しくおでかけするためのコツをお伝えします。おでかけ場所や持って行くと安心なおでかけグッズ、お子さまがぐずった時の対処法などを詳しく解説します。
また、お子さまとの絆を深めるためのアドバイスなどもお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね。
contents
お子さまとのコミュニケーション、どうしてますか?
お子さまとコミュニケーションを取るときに、一番大切なことは何だと思いますか?
それは「パパは、あなたに興味関心がありますよ」ということを、お子さまに知ってもらうことです。
これは、親子関係に限らず社会で人とコミュニケーションを取るときに大切なことです。
つまり、子どもだからといって難しく考える必要は全くないのです。
お子さまの話を熱心に聞く姿勢をみせる
お子さまの話に、熱心に耳を傾けたり質問したりしてみましょう。
お子さまは「パパは、私の話を聞いてくれている!」と、自分に興味を持っていると感じます。
そうすると、自然に信頼関係が築きやすくなるのです。
非言語的コミュニケーションを使う
目線や表情、しぐさなどの非言語でお子さまとコミュニケーションをとることは、言葉を使ってのコミュニケーション以上に大切です。
まだお話がうまくできない乳幼児こそ、非言語が大切なコミュニケーションツールとなります。
ぜひ、お子さまとの信頼関係を築くために積極的な非言語コミュニケーションをとりいれましょう。
お子さまと楽しく過ごすためのおでかけ場所
お子さまとのおでかけで一番悩むのが、おでかけ場所ではないでしょうか?
あまりおでかけに自信がなければ、まずは身近な場所へのおでかけから始めましょう。
「ちょっと慣れてきたな」と自信がついたら、バスや電車に乗ってどんどんおでかけを楽しんでください。
公園・広場
お子さまにとって、いつもママと行く身近な公園や広場でも、パパと行くと遊び方も変わりますよね。
パパと一緒に走り回ったり虫探しをしたり、肩車をしてもらったり。
パパにしかできない遊びで、お子さまと思い切り楽しみましょう。
水族館・動物園
お子さまとの外での過ごし方に慣れてきたら、遠出のお出かけにチャレンジしてみましょう。
いつもは、図鑑やテレビで眺める生き物たちをリアルで観ることは、お子さまの好奇心や想像力を広げるチャンスです。
お子さまが興味を持ちそうな生き物のマメ知識を知っておくと、「パパ、いろんなこと知っててすごい!」と絆が深まるかもしれませんね。
お出かけ場所が決まったら、こちらもチェック
トイレやおむつの交換台の場所
トイレやおむつの交換台が、お出かけ場所のどこにあるかを到着したときに確認しておくことが大切です。
特に、トイレトレーニング中のお子さまが「トイレに行きたい!」と急に伝えることはよくあります。
そんな時でも、慌てずに対処できると安心です。
おむつの交換台は、最近では様々な施設で専用スペースができています。
専用スペースがなくても、多目的トイレなどにもおむつの交換台が設置されていることが多いので、前もってチェックしておくとよいでしょう。
バスや電車で、お子さまとスムーズに乗り換えできるルート
お子さまにとって、バスや電車など公共交通機関でのおでかけは楽しみの一つです。お子さまと手をつないでのお出かけなら、お子さまが楽しめるルートを考えておくといいですね。
路面電車やミニバスなど、調べていると大人でも楽しくなるルートがありそうです。
お子さまが楽しめるレストラン
お子さまにとって、おでかけ中のお食事も楽しみの一つです。
キッズメニューやキッズチェアがあるレストランは、お子さまにとっても居心地のよい空間づくりが施されています。
あらかじめ、お子さまのアレルギーや好き嫌いなどを把握してメニューを選ぶことも大切です。
おでかけに持って行くと安心!おでかけグッズ
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保険証と医療証・母子手帳
保険証と医療証は、何があっても忘れないように準備しておきましょう。
子どもは、いつケガをするかわかりません。
また、いざという時に母子手帳があると安心です。
母子手帳には、かかりつけの病院や成育歴など、お子さまのすべての情報が記されています。
おむつセット
おむつ・おしりふき・ビニール袋を準備しましょう。
特におでかけ時には、消臭ビニール袋は重宝します。
おむつ交換台の場所には「おむつは持ち帰りましょう」と書かれていることも多いからです。
使用済みのおむつを持ち歩くには、ニオイが気にならない消臭ビニール袋が安心です。
お着替え
食べ物をこぼしたり、汗をかいたときのためにお着替えは必要です。
また、トイレトレーニング中のお子さまが失敗してお洋服が汚れてしまうこともあります。
2組ほどあると安心かもしれませんね。
汚れたお洋服を入れるビニール袋も忘れずに。
タオル・ガーゼ
おでかけ中に活躍してくれるのが、タオルやガーゼです。
パパのズボンのポケットやバッグの外ポケットなど、すぐに取り出せるところに入れておきましょう。
子どもは、急に飲み物を口から吐き出したり、食べ物をこぼしたりするものです。
慌てずサッと拭き取れる準備をしておくと安心です。
ストローマグ
ストローマグとは、まだコップや水筒で飲み物を飲めないお子さまのためのストーロー付きのボトルです。
両手でつかめる取っ手がついているものなら、お子さまがボトルを落とさず自分で飲めるので安心です。
絵本・おもちゃ
おでかけには、お子さまのお気に入りの小さめの絵本や持ち運べるおもちゃなどがあると、電車の中でも静かに過ごすことができます。
おやつ
赤ちゃんせんべいや、たまごボーロなどのあまり手が汚れないおやつは、ちょっとぐずった時に渡すとお子さまの気がまぎれるので、持って行くと安心です。
お食事用エプロン・スプーン
お食事用エプロンは、お子さまが洋服を汚さないで食べるために必要です。
レストランで出されたスプーンが食べにくいと、お子さまがぐずったり食べたがらなくなる可能性があるため、いつも使っているスプーンを準備していくと安心です。
重要!危険な場所の確認
パパがお子さまとおでかけする時に、特に気をつけたいのがケガや事故です。
普段子どもと接していない分、「危険を察知する能力があまり高くない」と考え、緊張感を保つようにしましょう。
公園
公園では、まずお子さまが公園から外に飛び出さないように、気を付けることが大切です。
また、ジャングルジムやすべり台、ブランコなどは、大人が一瞬目を離したすきに落下事故が起こることがしばしばあります。
公園で遊ぶ前に、お子さまと「公園の外には出ない」「遊具で遊ぶときはパパと一緒に遊ぶ」などお約束をしましょう。
歩道
子どもは、パパと手をつないで歩いていても、興味があるものを見つけたら突然走り出します。
特に車や自転車の通りが多い歩道では、パパは気を抜かずしっかりと手をつないで歩きましょう。
おでかけ前に「歩くときはパパと手をつないで、一人で走っていかない」としっかりとお約束することが大切です。
階段
歩いたり走ったりできるようになっても、子どもの階段での転倒事故は多いものです。パパは、気を抜かずに見守りながら進みましょう。
基本的に、子どもは階段の上り下りが大好きです。
1段1段ゆっくりとした動きですが、お子さまのそんな姿に成長を感じながら、見守ってあげてください。
扉
エレベーターや電車のスライド式の扉には、パパは特に注意が必要です。
なぜなら、お子さまが扉の隙間に手を伸ばすという危機感を持っていないパパがたくさんいるからです。
子どもの指は細くて柔らかいため、瞬時に扉の隙間に引き込まれて大変な事故になります。
パパはお出かけの際にエレベーターや電車の扉を見たら、お子さまの位置を確認して事故を未然に防ぐよう心がけましょう。
お子さまが泣いてもあせらない!困った時の対処法
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パパがお子さまとおでかけする時に心配なのが「子どもがぐずったり泣き出したりしたらどうしよう…」ということですよね。
そんなときの対処法をご紹介します。
ママに事前に対処法を聞いておく
これは、基本的な対処法です。
ママは、自分の子どもを笑顔にさせるプロフェッショナルですから、パパでも使えそうな情報を入手して対策を練っておきましょう。
お子さまのぐずったり泣いたりするポイントをつかんでおく
お子さまと接していると、こんな時にこんな風にぐずるんだな、という感覚がつかめてきます。
眠たくなってきたとき、お腹がすいてきたとき、何か気に入らないことがあったときなど、お子さまの泣き方やぐずり方が少しづつ違っていることが分かってくるでしょう。
おでかけ先でも、パパがしっかりとポイントをつかめていれば、焦らずお子さまに接することができますね。
抱っこして気持ちをしずめてあげる
お子さまが、なぜ泣いているか分からないこともあるでしょう。
そんな時は、しっかりとお子さまを抱きしめてあげてください。
パパに抱っこされて、お子さまは少しずつ気持ちがほぐれて泣き止みます。
こんな時こそ、お子さまは安心感に包まれ、パパとの信頼関係が深まることでしょう。
とっておきのおやつを用意しておく
抱っこしても泣き止まないときは、お子さまの大好きなおやつを用意しておくといいですね。
気持ちがおやつに向くことで、気分転換になるでしょう。
ただ、泣くたびにおやつをあげているといざという時の対処法にならないので、加減が必要です。
「お子さまとの絆を深める」おでかけのコツ
お子さまとの絆を深めるために、一番大切なことはなんでしょう?
それはお子さまの心に寄り添ってコミュニケーションを取ること、そして心からお子さまとの時間を楽しむことです。
お子さまが「今何を楽しんでいるのか」「今何に興味を示しているのか」ということをじっと観察し、一緒に楽しむことが絆を深める一番のコツです。
おでかけ先で、パパと2人でお話ししたことや楽しく遊んだことは、お子さまにとって必ずステキな思い出になり、パパとの絆を深めることでしょう。
まとめ
今回は、パパがお子さまとのおでかけで楽しく遊ぶためのコツや、さまざまな対処法をご紹介しました。
また、お子さまとの絆を深めるためのコツもお伝えしました。
お子さまにとって、子どもの頃のパパとのおでかけは、成長したときに素晴らしい思い出として残るはずです。
ぜひ、お子さまとおでかけする時の参考にして、楽しい思い出をたくさんつくってくださいね!
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この記事を書いた人
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- 五島 由紀子
- 保育・教育関係に携わって15年以上。保育園施設の管理職を経て、2022年よりフリーランス保育士として活動開始。保育士免許・幼稚園教諭二種免許・キッズマナー講師資格取得。現在は、1人のお子さまへ細やかな保育を行いたいと感じ、ポピンズナニーとして保育に携わっております。趣味はベリーダンス。子育てカウンセラー資格取得に向けて勉強中。