ナニー・ベビーシッターなど保育業界を目指す人のための情報メディア

NannyMedia

ナニーを活用した好循環。子どもの笑顔が人に預ける小さな罪悪感を救ってくれた

2025.02.03

小さなお子さまの子育ては、親にとって大きな喜びでありながらも、息抜きすらままならず悩むときもあるでしょう。そのため、子育て中の保護者さまの気分転換や気持ちの切り替えが大切です。気持ちにメリハリがつけば、再び笑顔で子どもに向き合うことにもつながるでしょう。

ナニーとは、欧米諸国で知られる教育ベビーシッターです。保育と教育の両面でお子さまのお世話をする保育のプロフェッショナルです。今回は、株式会社ポピンズファミリーケアのナニーを実際にご利用中のお母様にお話を伺いました。

「ナニー」利用のきっかけは、一時預かりで感じた安心感

—お子さまは現在おいくつですか。

1歳半の男の子です。私はフルタイムの会社員として働いていましたが、はじめての子どもが生まれたので育児休暇を取得しました。現在は再び仕事に復帰して、在宅勤務をしています。

—ナニーのサービスを利用したきっかけを教えてください。

生後3~4カ月の頃から一時預かりに、ポピンズさんのナニーサービスを利用したことがきっかけです。最初は月に1回程度、1歳過ぎてからは多い時で月に3回ほど利用していました。私が病院に行くとき、少し息抜きをしたいと思ったときに利用していました。品川区に住んでいるのですが、区が提供する一時預かり利用支援*1を利用しながら、経済的な負担も軽減できました。

現在は待機児童のサービスとして、ナニーを利用しています。保育園に応募したのですが、抽選に落ちてしまい、次の4月まで待機児童になってしまったので。認可外の保育園も考えましたが、もともとお世話になっていたポピンズナニーサービスさんにお願いすることにしたんです。こちらについては、東京都のベビーシッター事業者連携型の助成金*2を利用しています。

(*1)参考:品川区 令和6年度ベビーシッター利用支援事業(一時預かり利用支援)

(*2)参考:東京都福祉局 ベビーシッター利用支援事業(ベビーシッター事業者連携型)

—ポピンズナニーサービスを選んだ理由を教えていただけますでしょうか。

口コミで評判がよかったことや、実際に一時預かりをお願いしたときも、とても安心感がありました。そこで信頼できたので、待機児童のサービスについてもナニーさんにお願いしました。家の中で見てもらえることも、子どもの負担が少ないのでは…と思いました。私が部屋にこもって仕事していても、リビングから「きゃっきゃっきゃっ」と可愛い笑い声が聞こえてくるので、私にとっても癒しなんです(笑)。

自宅でみてもらえる安心感と、子どもに合わせたきめ細かいお世話内容

—具体的な一日のスケジュールを教えていただけますか。

8時半にナニーさんに自宅に来てもらい、子どもの様子などの情報共有した後に、ナニーさんに子どものお世話をバトンタッチします。朝のおしゃべりタイムのあと、9時頃に家を出発し、公園や児童センターで遊びます。11時半頃に帰宅してお昼ご飯、12時から14時頃まではお昼寝です。起きてからは室内遊びをして、15時におやつ、その後また外遊びに出かけます。17時頃に帰宅し、17時半まで室内で過ごしていますね。そして、17時半以降にナニーさんとバトンタッチします。

—ナニーだからこそ、子どもを思い切り遊ばせてくれる

親目線だと「汚れるとあとが大変だから」と、公園の水遊びや砂遊びは制限しがちですよね。でもナニーさんは、そんなことを気にせず思う存分遊ばせてくれるので、子どもの好きなことをとことん集中してやれる環境になっていると思います。それから子どもは飽きやすいので、目先を変えていろいろな体験をさせてくれることにも感謝しています。うちの子は電車と犬が大好きなんですが、電車を見飽きたら「犬を見に行こう」とか。

—お子さまの意外な成長を感じるエピソードがあれば、教えてください。

おままごとでしょうか。私は男の子だからあまりおままごとはさせていなかったのですが、ナニーさんから「今日はお鍋で作った料理をお皿に乗せて、冷蔵庫に入れていましたよ」と聞いたときはびっくりしました(笑)。しかも「お母さまのことをよく見ていらっしゃいますね」とコメントをいただいて。息子が私の行動をちゃんと観察していたことに気づかされました。親だとどうしても「男の子だから、女の子だから」と、先入観で遊びを選択しがちですが、ナニーさんはフラットに遊ばせてくれるため、意外性があって良いですね。

子どもを託すことの葛藤が消えていき、保護者として気持ちが変化した

—子どものお世話をナニーに託すことに葛藤はありませんでしたか?

最初は確かにありました。子どもを預けて美容院に行くときも「自分のことのために、子どもを預けていいのかな」という後ろめたさがありました。でも、子どもが本当に楽しそうにしている姿を見て、その罪悪感は自然と消えていきました。最近では、私が「じゃあ、外出してくるね」と言っても、もう振り向きもせずナニーさんと楽しそうに遊んでいます。そんな姿を見て「大丈夫なんだ」と安心できたんです。

子育てには確かに我慢も必要ですが、すべてを我慢する必要はないのだと気づきました。

—ご自身の気持ちの変化で大きかったことがあれば教えてください。

先日、大好きなアーティストのライブに行ってきたんです。久しぶりに夜の外出を楽しむことができて「子育て中でもこんなことができるんだ!」と新しい発見がありました。非日常の時間は、自分をリセットしてくれましたね。生活にメリハリを持たせてくれた有意義な体験でした。

「また明日から仕事と子育てを頑張ろう」と希望を持つことができたんです。子育てが終わるまでの長い間、モヤモヤと消化不良の気持ちと重圧を抱えたまま過ごさなくていいんだと…。「我慢とあきらめ」がマインドチェンジした瞬間でした。

それに、ポピンズナニーサービスは24時間365日のサービスを提供してくださっているので、夜間も安心してお願いできます。また、看護師と連携しているので、万が一子どもの具合が悪くなったときも安心できるのがポイントですね。

これからナニーの利用を考えている方へ

—最後に、サービスの利用を考えている方へメッセージをお願いします。

まずは一度試してみることをおすすめします。最初は不安でも、子どもが楽しそうにしている姿を見ると、自然とその不安は解消されていくと思います。私の場合はナニーさんにお願いすることで、かえって子どもと向き合う時間の質が上がったように感じます。

「この後ナニーさんが来てくれる」という予定があるからこそ、今この時間は思いきり子どもと過ごそう!という気持ちになれるんです。子育ては長い道のりなので、すべて自分でやろうとせずに、上手に助けを借りながら、気持ち的にもゆとりを持って過ごせたら素敵だと思います。その一歩として、ナニーのサービスは選択肢の1つになるのではないでしょうか。

朝玄関のベルが鳴ると、ニコニコの笑顔で玄関まで1人でダッシュしていく子どもを見て、ナニーさんに頼んで本当によかったなと思います。

この記事を書いた人

蜂巣 稔
ビジネスライター・ブックライター。葉山ウインズ合同会社代表。外資系IT、日本コカ・コーラを経て独立起業。企業取材・インタビューを中心に活動中。宣伝会議 編集・ライター養成講座、上阪徹のブックライター塾を卒業。息子が8歳の時からシングルファーザーとして子育て。中学受験も経験。子育てとフルタイムの仕事の両立に悩んだことも。

Related article