ポピンズナニーサービスでは、幼稚園・小学校受験を目指すお子様の通塾にナニーが同行し、専用の報告書でご様子をお伝えする新オプションサービス「受験塾 参観代行」を昨年よりスタート。早くも100件を超えるオーダーをいただくなど大きな反響を呼んでいます。
このたび、更なる専門知識を持ったナニーを育成するため、2026年6月18日に「受験サポートナニー養成研修」を開催しました。昨年はオンラインでの開催でしたが、受講者からの「より近くで、直接質問しながら学びたい」という熱い声に応え、今年は満を持して「対面研修」へとバージョンアップ。昨年、「受験塾参観代行」の技術認定※を受けた53名のナニーに加え、今年は30名限定での念願の対面開催となりました。
今年も、ポピンズが運営する幼児教室「ポピンズエデュスクール」で長年指導にあたり、自身もスーパーナニーとしてご家庭を支えるスペシャル講師を招聘。参観のポイントや保護者様への報告のコツなどを細やかに教えていただきました。
本記事では、熱気に包まれた研修の様子と、「ナニーだからこそできる受験サポートの専門性」についてレポートいたします。
※技術認定とは?
2025年度より、ナニーの専門性を高めるため、その道の専門家を講師に迎えた研修を行っています。研修を通して、その技術の専門性が認定されたナニーさんに特別にお願いするオプションサービスの一つが「受験塾参観代行」になります。
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昨今の「幼稚園・小学校受験」の傾向とは?
まずはじめに学んだのは、最新の受験事情について。 幼稚園・小学校受験では、単なる「おべんきょう」の出来だけではなく、集中力、リーダーシップ、社会性、所作などが総合的に判断されます。そのため、ペーパーテストに加え、巧緻性(手先の器用さ)、行動観察、面接など、テストの内容も多岐にわたります。
合格のためには、ご家庭で様々な角度からお子様の成長を観察し、促していくことが不可欠です。しかし、いつも一緒にいる保護者様だけでは、どうしても気付きにくい部分もあります。 そこで、ナニーの客観的かつ専門的な視点から、お子様の「良い面」や「改善できる箇所」をお伝えすることが、「受験塾 参観代行」の最大のメリットとなります。

参観の極意は「見たこと・聞いたこと・感じたこと」の区別
幼児教室の中には、保護者様が毎回同席する「参観型」のお教室が多くあります。しかし、平日日中の通塾は共働きのご家庭にはハードルが高く、通塾を諦めてしまうケースも少なくありません。そこで「受験塾 参観代行」ではナニーが保護者様に代わって参観を行いますが、ただ同席するだけではありません。

参観後には専用の「参観・講評 ご報告シート」を作成します。ここで重要なのが、「見たこと・聞いたこと・感じたこと」を明確に区別して記録することです。
- 集中度・発言・理解度:お子様の様子を◎、〇、△、☆の4段階で示し、詳細を記載します。
- 事実と所感の分離:「先生がおっしゃった事実(聞いたこと)」なのか、「ナニー自身が感じたこと」なのかを、保護者様がはっきりと読み取れるように記載します。
また、お受験特有の言葉遣い(例:「折り紙は手でアイロンをかけましょう」など)にも触れ、幼児教室ならではの雰囲気や先生のお声がけの意図を見逃さないポイントを学びました。
実践!お子さまになったつもりで実際の課題に挑戦
研修の後半では、ナニーの皆さまに、実際の授業の課題を体験していただきました。
小学校受験の基本は【指示は一度だけ】。 この日も、講師から「折り紙をちぎって、お隣のお友だちと相談して、一緒に出来るだけ長くなるようにつなげる」といった巧緻性と共同作業の課題について、1度だけ説明がありました。

実際にやってみると、大人でも「どのくらいの大きさにちぎるんだっけ?」「どうやって繋げるの?」と聞き落としてしまうことに驚かされます。ましてお子さまなら、目の前の折り紙に気を取られたり、別のお友達とお話ししてしまったりするのは当然のこと。「先生の指示を正しく聞けているか」「聞いたことを実践できているか」を温かく見守る観察眼が求められます。

「おはじきを2つ動かす」の難しさも
さらに、マス目の中でおはじきを動かす問題にも挑戦しました。 「おはじきを上に2つ動かします」と言われたとき、大人はスムーズに移動先のマス(3マス目)に置けますが、お子さまは「今の位置を1つ目と数えてしまう」ことがよくあります。 こうした「お子さまならではのつまずきやすいポイント」を知っておくことで、参観の質がグッと上がります。

寄り添う言葉で伝える「ご報告シート」の書き方
授業中に記録を取る「参観・講評 ご報告シート」は、時間との闘いです。長い文章でなくてもかまいません。要点を絞った箇条書き等ですばやく記載していきます。
通常のお世話の際の保育記録「ポピンズメモリー」と大きく違う点は、「今できていないこと・改善すべきこと」もしっかりとお伝えするという点です。受験において、課題を見つけてご家庭で生かしていくことはとても重要だからです。
とはいえ、マイナスの気付きを文字でお伝えするのは、ナニーとしては少し心苦しいものですよね。研修では、講師から前向きに受け取っていただける「伝え方のフレーズ集」も共有されました。
【マイナスの気付きをお伝えする例】
- セロテープでの「くるりんテープ」がまだ少し難しいご様子でした。簡単に作る方法がございますので、次回のお世話の際に、くるりんテープを使った楽しい工作を一緒に練習できればと存じます。
- お道具を落としてしまうことが数回見受けられました。小さな机を使うことにまだ慣れていらっしゃらないご様子です。お道具の位置や置き方など、楽しみながら一緒に練習してまいります。
ただできていないことを指摘するのではなく、「良いところを見つけ、課題には一緒に寄り添ってサポートする」。これこそが、保育のプロであるナニーだからこそできる受験サポートの形です。

↑本番さながらに、難しい態勢で先生の講評を専用の報告シートに書き留める受講生たち。ひとことも聞き漏らさぬよう、皆さん、真剣そのものです
限られた時間の中で、塾の先生が話される講評をポイントを押さえて書き留めることは至難の業です。
「はい、時間です。そこまで」。
終了の合図と共に受講生の口々から「難しい」と声が漏れる中、「参考までに・・・」と講師が見本に書いた「ご報告シート」がスライドに映し出されると、その読みやすさと内容の充実ぶりに受講生からはこの日一番の感嘆の声があがりました。
「こんなに書けない!」「もっと学んで近づきたい!」・・・。
受講生が研修内で書いた「ご報告シート」はその場で仕上げて提出となりました。後日、講師による細やかな添削が入り、見本と共に返却されます。この「ご報告シート」の内容を講師とスタッフが見極め、技術認定を行う実践型の研修なのです。
―受講後アンケートに寄せられたコメントを一部紹介します―
- 具体的な報告書の書き方が特に勉強になりました。
- 受験対策塾参観代行の参観における見るべきポイント、また報告書の書き方や参観代行時の服装のアドバイスまで、わかりやすく丁寧に教えていただき、とてもためになりました。
- 実際のワークも体験させていただく事により、よりリアルに体感でき、さらに付録のフレーズリストは参観における「見るべきポイント」の押さえ方もわかり、とても参考になりました。
- 特に印象に残ったのは、参観時の報告シートは、できた・できなかったを単に書くのではなく、事実を客観的に、そして保護者様のお気持ちに配慮しながら伝えることが大切だという点です。また、ナニーとしてお子様の小さな成長や良いところを見つけ、ご家庭での自信につながるようにお伝えする役割の大切さも感じました。
- 報告シートを書きあげる時間が短く感じ、改善するところが沢山あることを学びました。先生のお手本を拝見し、今後に活かしていきたいと思います。
- 書き方の練習を重ねて、要点をつかんだご報告シートが書けるようになりたいと思います。今日の研修では、何が足りないかを気づかせていただけました。
ナニーだからこそできる細やかな受験サポート
今回の研修を通して、ナニーの皆様の細やかな観察力と温かいホスピタリティが、ご家族の受験を支える大きな力になることを再確認できました。
今年度の「受験サポートナニー養成研修」はこれで終了となりますが、「私も受験サポートに挑戦してみたい!」と興味を持たれた方は、ぜひ来年度の研修へのご参加をお待ちしております。
ポピンズナニーサービスでは、ナニーさんの専門性を高める研修を引き続き行ってまいります。随時【お知らせ】にて参加者を募集しますので、ふるってお申し込み、ご参加くださいませ!

この記事を書いた人
- ナニーメディア編集部
- ナニー・ベビーシッターなど保育業界を目指す人のための情報メディア「ナニー メディア」編集部です。
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