今年も暑い夏がやってきました。
近年は「猛暑」「酷暑」という言葉を耳にする機会が増え、夏の過ごし方そのものを見直さなければならない時代になりました。特に小さなお子様にとって、夏の暑さは私たち大人が想像する以上に大きな危険をはらんでいます。
もちろん、お外遊びはお子様の成長に欠かせない大切な時間です。季節を感じ、自然に触れ、思い切り体を動かす経験は、心と体の発達にとって大きな意味があります。
しかし、お子様は大人よりも地面に近い位置にいるため、アスファルトからの照り返しの影響を強く受けます。特にベビーカーの中は熱がこもりやすく50度になるとも言われています。また、のどの渇きを十分に訴えられなかったり、自分で休憩を取ったりすることも難しいため、熱中症のリスクは大人以上に高くなります。
さらに、熱くなった公園の金属製遊具などでやけどをする危険もあります。だからこそ、私たちナニーは「楽しさ」だけでなく、「安全」を第一に考えながら保育を行っています。
ポピンズナニーサービスが大切にしている夏場の安全基準

ポピンズナニーサービスでは、お子様の安全を最優先に考え、5月から9月までのお外遊びや外出について独自の基準を設けています。
まず、気温が上昇しやすい11時から16時の間は、原則としてお外遊びを可能な限り控えます。
また、お子様の体調はもちろん、活動場所の風通しや日陰の有無などもナニーが慎重に確認し、安全が確保できると判断した場合のみ屋外活動を行います。
さらに、短時間の外出や送迎であっても、水分補給のための飲料水や冷感グッズをご準備いただくよう保護者さまへお願いし、熱中症予防を徹底しています。
加えて、環境省が推奨する「暑さ指数(WBGT)」を活用しています。
暑さ指数(WBGT)は、単なる気温ではなく、「湿度」「日射・輻射熱」「気温」「風」という4つの要素から熱中症の危険度を判断する指標です。特に湿度の影響が大きく、気温がそれほど高くなくても熱中症の危険性が高まることがあります。
ポピンズナニーサービスでは、
・暑さ指数31以上、または熱中症特別警戒アラート発令時
→原則として、室内のみでの活動とさせていただきます。(室内でもエアコンを適切に使用し、室温管理を徹底する)
・暑さ指数28~31未満、または熱中症警戒アラート発令時
→原則として、公園遊びや長時間の移動は中止。お散歩も控える。
という基準を設けています。
この基準を見ると、「28以上なら必ず外出禁止なの?」と思われるかもしれません。しかし、実際にはその日の気温や湿度、日差しの強さ、お子様の年齢や体調、活動内容などを総合的に判断する必要があります。
そのうえで、私は日頃から「暑さ指数が28を超えたら、お外遊びは控えるくらいに考えていてちょうどよい」と心掛けています。もちろん短時間の移動や必要な外出はありますが、「せっかくだから少し公園へ」という発想ではなく、「室内で楽しく過ごす方法を考えよう」と切り替える一つの目安として捉えています。暑さ指数28は、熱中症のリスクが高まり始めるラインです。安全を最優先に考えるナニーとしては、少し慎重なくらいがちょうどよいのではないかと思います。
暑さ指数(WBGT)の説明→
暑さ指数(WBGT)の時間毎の実況と予測→
「できません」で終わらせないのがナニーの役割
とはいえ、お子様はお外遊びが大好きです。
保護者さまからも、「たくさん体を動かしてほしい」「外の空気を吸って気分転換してほしい」といったご要望をいただくことがあります。
そんなときに、「今日は暑いのでお外遊びはできません」で終わってしまうのは、プロのナニーとしては少し寂しいように感じます。
私が大切にしているのは、まず保護者さまのお考えをうかがうことです。
「日中しっかり遊ぶことで、お昼寝や夜の睡眠のリズムを整えたい」
「家の中ばかりなので気分転換させたい」
「その間に家事やお仕事をしたいので、お子様を連れ出してほしい」
ご要望の背景にはさまざまな思いがあります。
その目的を理解したうえで、できる限り実現できる方法を一緒に考えることがナニーの役割だと思っています。
例えば、涼しい児童館や子育て支援施設へ出かける、ご自宅のベランダやお風呂場で水遊びをする、ご自宅で粘土遊びや絵の具遊び、工作などを楽しむなど、お外遊びに代わる選択肢は意外とたくさんあります。
また、マット運動や風船バレーボール、リトミックなどの体を動かす遊びを取り入れれば、室内でも十分な運動量を確保できます。マンションなどでは騒音への配慮も必要ですが、環境に合わせて工夫することができます。
図書館へ出かけて普段とは違う絵本や紙芝居に触れることも、良い気分転換になります。
さらに、パズルや工作、知育遊びなど、頭をたくさん使う活動は心地よい疲労感につながります。体だけでなく脳も使うことで、お子様は大きな達成感を得ることができます。
お子様の「楽しかった!」のために

お外遊びは確かに魅力的です。
しかし、お子様にとって本当に大切なのは「どこで遊んだか」だけではありません。
「誰と遊んだか」
「どんな気持ちで過ごしたか」
「夢中になれたか」
そうした体験の積み重ねが、お子様の満足感につながっていきます。
おうちの中でも、ナニーと一緒ならお外遊びに負けないくらい楽しい時間をつくることはできます。
たくさん笑って、たくさん考えて、たくさん体を動かして、ごはんをしっかり食べ、夜はぐっすり眠る。
そのような充実した一日を過ごしていただくことが、私たちナニーの目指す保育です。
暑い夏だからこそ、安全への配慮はこれまで以上に欠かせません。そのうえで、お子様に「楽しかった」「もっとやりたい」「また来てね」と言っていただける時間をお届けしたいと思っています。
これからもポピンズナニーサービスは、お子様の安全を最優先に考えながら、一人ひとりに寄り添った保育を大切にしてまいります。
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この記事を書いた人
- ポピンズはなこ
- 現役のスーパーナニーとして、日々さまざまなお子様とご家庭に寄り添っています。 3人の子どもを育てあげ、子育てがひと段落した頃、「今度は自分の好きなことを仕事にしたい」とナニーの道へ。 より深くお子様と関わるために保育士資格も取得しました。 お子様の笑顔に励まされながら、今日も心をこめてナニーのお仕事に向き合っています。
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