監修:医学博士、東京都市大学人間科学部特任教授
元聖路加国際病院小児科医長 草川 功先生
毎年やってくるインフルエンザの季節。
受験を控えるお子様にとって、体調管理は合否を左右する重要な要素です。
特に、近年流行のピークが早まっているインフルエンザは、受験本番と重なるリスクが高く、「早めの予防対策」が欠かせません。そろそろかかりつけ医の予約開始時期を確認しましょう。
この記事では、幼稚園・小学校受験を控えるご家庭向けに、インフルエンザワクチンの最適な接種スケジュールと、家族でできる感染対策を看護師資格を持つナニーの視点からお伝えします。
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幼稚園・小学校受験対策の鍵は「早めの接種完了」
インフルエンザワクチンの効果が期待できる期間は、接種後2週間から約5ヶ月です。接種後、効果が期待できるまで約2週間かかることを踏まえ、幼稚園・小学校受験を控えるお子さまがいるご家庭では、受験日から逆算して、余裕をもって接種計画を立てていきましょう。
| 対象年齢 | 推奨される接種回数 | スケジュール目安 | 受験対策のポイント |
|---|---|---|---|
| 生後6ヶ月〜12歳 | 通常2回接種 | 1回目:9月下旬〜10月上旬 、2回目:1回目から4週間後(4週間程度を目安) | 2回接種が基本。受験本番に免疫効果が持続するよう逆算して計画を立てましょう。 |
| 13歳以上(保護者・ごきょうだい) | 通常1回(医学的理由などにより2回の場合あり) | 1回目: | ご家族もワクチン接種を検討することは、家庭内におけるた感染対策の一つです |
接種タイミングの注意点
受験直前の接種は避けましょう: 「接種後には発熱や倦怠感などが2〜3日程度みられることがあるため、大切な予定の直前を避け、余裕のある日程を検討するとよいでしょう。
- 同時接種の検討: 医師が必要と判断すれば、他の定期予防接種のワクチンと同時接種も可能です。通院回数を減らし、効率的に受験準備を進められます。かかりつけ医にご相談ください。
受験期の不安を和らげるワクチンの確かな効果

インフルエンザワクチンは、感染を完全に防ぐものではありません。しかし、受験を控えるお子さまにとって最も重要な以下の効果が期待できます。
- 重症化の予防 重症化や、それに伴う入院などのリスクを低減する効果が期待できます。
- 発症リスクの軽減 インフルエンザを発症する可能性を一定程度軽減し、受験期間中の体調不良を回避する可能性を高めます。
- 家族内感染の抑制 ご家族全員が接種することで、家庭内にウイルスが持ち込まれ、お子様が感染するリスクを減らすことができます。
「もしもの時に備える大切な選択」として、専門家として早めの接種をお勧めします。
副反応やフルミスト(経鼻ワクチン)について
「副反応が心配」という保護者の声もありますが、現在のところ重い副反応の報告はまれです。接種を希望される場合は、お子様の既往歴や体調を医師にしっかり伝えた上で判断することが安心につながります。
また、注射が苦手なお子様には、近年注目されている経鼻インフルエンザワクチン「フルミスト」という選択肢もあります(対象:2歳以上〜19歳未満、毎シーズン1回)。既往歴や治療状況などによっては接種できない場合があるため、接種についてはかかりつけ医にご相談ください。
受験を乗り切る!今日からできるインフルエンザ予防習慣
受験シーズンは心身ともに負担がかかりやすい時期です。ワクチン接種と合わせて、日々の予防習慣を徹底しましょう。
- 十分な睡眠と栄養バランスの整った食事: 免疫力を維持するために欠かせません。規則正しい生活を送りましょう。
- 乾燥対策の徹底: 空気が乾燥すると気道粘膜の防御機能が低下するため、室内では50〜60%を目安に適切な湿度を保ちましょう。
- こまめな換気と手洗い・うがい: 閉鎖された空間ではウイルスが停滞しやすくなります。定期的な換気を心がけ、外出からの帰宅時や食事前には必ず手洗い・うがいを徹底しましょう。
- 人混みを避ける: 特に受験直前期は、人が多く集まる場所にはなるべく近づかないようにしましょう。
受験直前、もしもの時の対応
- 予防内服(抗インフルエンザ薬): 家族内でインフルエンザ患者が出た場合、抗インフルエンザ薬が予防目的で使用されることもありますが、誰にでも一律に推奨されるものではありません。曝露状況や重症化リスクなどを踏まえ、医師が必要性を判断します。
- 受験当日の発熱: 多くの受験校では「別室受験」「追試対応」などの措置が設けられています。発熱や体調不良の際は、無理せず速やかに学校へ連絡・相談し、指示を仰ぎましょう。
ポピンズナニーサービスによる安心サポート

受験を考えるご家庭にとって、予防接種の実施や感染症知識のアップデートを行っているナニーは、何よりも心強い存在です。
ポピンズナニーサービスでは、インフルエンザをはじめとした感染症にも対応しています。お子様がインフルエンザにかかった場合でも、感染症対応ナニーがサポートに入ることが可能です。ご家族の負担を少しでも軽くし、安心して療養環境を整えられるようお手伝いいたします。
ポピンズナニーサービスの病児・感染症対応サービスの詳細やご利用の流れについては、以下の記事もぜひご覧ください「看護師ナニーが教える、今年のインフルエンザ対策:感染予防から対処法まで」>>
早めのワクチン接種と毎日の小さなケアで、お子さまもご家族様も、万全の体制で受験本番の日を迎えられるよう、今から準備を整えていきましょう。
NAOKA
<参照>
インフルエンザ
https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/influenza/detail/index.html
インフルエンザワクチン(季節性)
ナニーサービスは、東京都の「令和8年度ベビーシッターを利用した病児保育に係る検証事業」の参画事業者に選定されました。
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この記事を書いた人
- Naoka
- 看護師、保育士、養護教諭の資格を持つナニーとして活動しています。これまで保育園や小学校、放課後デイサービスなど、さまざまな現場で経験を積んできました。現在ナニーのお仕事をしながら、療育施設にて自閉症スペクトラム症のお子さまたちの支援に取り組んでいます。
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