保護者さまがナニー・ベビーシッター利用時に補助を受けられる「東京都ベビーシッター利用支援事業(通称:東京都BS)」。
本年度より、これまで「待機児童向け」のみの実施だった世田谷区が「一時預かり」を導入したため、ついに東京23区すべてにおいて全事業が利用できるようになりました。
この記事では、事業の詳しい内容や、実際にお仕事を受けるために必要なステップをポピンズファミリーケア「東京都ベビーシッター利用支援事業」担当の宗形よりわかりやすくご紹介します。
ナニーの皆さまにとってもメリットの多い制度ですので、ぜひこの機会におさらいしてみましょう!
contents
「東京都ベビーシッター利用支援事業」とは?
東京都が子育て世帯の経済的・精神的負担を軽減するために実施している非常に手厚いベビーシッター助成制度です。ポピンズファミリーケアは本事業の認定事業者となっており、保護者さまは補助を活用して負担を大幅に抑えながらナニーサービスをご利用いただけます。
制度は大きく「一時預かり」と「待機児童(BS待機)」の2つに分かれています。ポピンズナニーサービスに会員登録をしていただければ、入会金・年会費無料で本事業を利用してナニーのご依頼が可能となります。
【提供サービス】
- 一時預かり: 理由を問わずご利用可能(1時間あたり2,500円の補助)
- 待機児童(BS待機): 保育所に入所できなかった場合などにご利用可能(1時間150円)※ただし自治体から発行される対象者確認書が必須です。
以下のいずれかを満たす方に限ります(東京都福祉局HPより抜粋)。- 保育所等の0~5歳児クラスに相当する待機児童の保護者
- 0歳児で保育所等への入所申込みをせず1年間の育児休業を満了した後、お子さんの1歳の誕生日から復職する保護者(復職日以降、利用できます。)
- 夜間帯保育を必要とする保護者(※ただし、ポピンズナニーサービスでお手配可能な時間は7:00~22:00です。)
利用対象となるご家庭と条件
「一時預かり」「待機児童(BS待機)」ともに23区全域を含む都内の実施対象の地域でご利用いただけます。対象年齢や利用上限などは自治体により異なります。
一時預かり
お仕事だけでなく、通院、学校行事、自己実現(ショッピング、美容室など)など幅広い理由で利用できるのが最大の特徴です。年間の時間数の範囲であれば、長時間・土日祝・深夜の利用も可能です。※自治体によって早朝深夜の補助には増額もあります
- 対象年齢: 0歳〜5歳が中心(自治体によっては小学6年生まで可能なケースなども)
- 利用上限: 1時間あたり2,500円の補助 × 年間144時間分まで(自治体により異なります)
※ポピンズナニーサービスでは最短3時間からご利用いただけます。3、4時間のご利用だけでなく、10、11時間の長時間、深夜帯のご利用も可能です。
待機児童(BS待機)
保育所等に入所できなかった「待機児童」がいるご家庭や、夜間のお仕事をされている保護者さま向けの補助です。
- 利用上限: 保育標準時間認定の場合、1日11時間・月220時間まで。
- 利用料金:一律1時間150円で利用可能。
対象地域など詳しくは東京都福祉局のページをご覧ください →
対象ナニーになるためには?
本事業のお仕事を受ける場合の条件は以下の通りです。
「一時預かり」のお仕事をするためには…
「ポピンズ居宅訪問型保育基礎研修」の受講が必要ですが、こちらはポピンズナニーの皆さんは受講必須の研修です。
※未受講のナニーさんは会社にお申し込みください。
※「ポピンズ居宅訪問型保育基礎研修」の修了証がお手元に届かなくても、受講修了が確認できればお仕事を受託できます。
<TOPIC>
● 2025年12月以前に「ポピンズ居宅訪問型保育基礎研修」を受講された方が東京都ベビーシッター利用支援事業のお仕事をするためには、 追加研修「特別に配慮が必要な子どもへの対応(3〜5歳)」の受講が必須となりました。今年度中の追加受講をおすすめします(同日開催の「小児保健Ⅲ」も合わせてご受講ください)。
(※令和8年度内は猶予期間として、追加研修未受講でも本事業に従事可能です。)
主催は東京都ですが、ナニーさんのお申し込みは会社が一括して行います。
日時など受講案内はポピンズシステム【お知らせ】にて随時行いますのでご確認ください。
「待機児童」のお仕事をするためには…
「ポピンズ居宅訪問型保育基礎研修」※の修了証がお手元に届いたら、東京都主催の「ガイダンス研修」を受講してください。
※上記「一時預かり」同様、 2025年12月以前に「ポピンズ居宅訪問型保育基礎研修」を受講された方は、 追加研修「特別に配慮が必要な子どもへの対応(3〜5歳)」の受講が必須となりました。「小児保健Ⅲ」は任意ですが、この機会に合わせて追加受講することをおすすめします。
●「ガイダンス研修」の内容: 都内の研修会場にて約2時間の対面受講(写真撮影含む)。受講後に顔写真付きの黄色いカード「東京都ベビーシッター利用支援事業受講修了証」が発行されます。
●申込:主催は東京都ですが、ナニーさんのお申し込みは会社が一括して行います。開催日時が決まり次第、ポピンズアプリ【お知らせ】に掲載します。
メリットがいっぱい!東京都BSのお仕事
「研修が必要」と聞くとややハードルが高く感じるかもしれませんが、ナニーの皆さまにとっても魅力がたくさんあります。
ナニーさんのメリット①
必要要件となる研修は無料で受けられる。
ナニーさんのメリット②
利用者が年々増加中のため、希望通りのお仕事を受けられるチャンスが広がる。
ナニーさんのメリット③
東京都ベビーシッター利用支援事業専任のコーディネーターがいるので、わからないことを気軽に相談できる。

↑ポピンズナニーサービス「東京都ベビーシッター利用支援事業」担当の私たちが待機児童(BS待機)の入会訪問をしています。ぜひ、積極的に東京都BSのお仕事に挑戦してください。
そして各事業にもそれぞれの魅力があります。
【待機児童】 お子さまの成長が見守れる、安定したお仕事
保育園入所前の大切な時期を安心して過ごしていただく重要な役割を担っていただけるお仕事です。入所決定までの期間となるため、同じお子さまと比較的長い期間関わることが多いのが特徴です(すべてのお仕事が長期になるわけではありません)。
また、お仕事のスタート前には、ポピンズナニーサービスの専任コーディネーターがご家庭に出向き、入会訪問を行っております。お客様に事業の説明や、ルール・できることできないことの説明を丁寧に行い、ご家庭の教育方針やご様子なども承っております。東京都の事業ではありますが、ナニーの皆さまが初めてのご訪問とはなりません。ですから、はじめてでも安心してお世話に入っていただくことができます。 さらに以下のメリットがあります。
● 時給に60円がプラスになる
● 決まった曜日・時間のお仕事が多い
● 1日の時間が最長11時間と長めでじっくりお子さまと過ごすことができる
● 期間も長くなることも多く、お子さまの成長を間近で見守ることができる
● 「居宅訪問型保育事業」とは異なり、特定のカリキュラムがないため、ご自身の得意を活かしたエデュケアができる
【一時預かり】 単発で働きやすく、新しい出会いも充実
「一時預かり」は会員登録をしていただければ、入会金・年会費無料で本事業を利用してナニーのご依頼が可能となるため、働きやすさと新しい出会いが魅力です。とくに「一時預かり」はご都合に合わせた働き方が叶いやすい仕事も多くあります。
- 単発・短時間のお仕事が多く、ご自身のご都合に合わせた時間帯で働きやすい
- さまざまな保護者さま・お子さまとの新しい出会いがある
よくあるご質問と答え(FAQ)
Q:お仕事の範囲は通常の会員様のお世話と同じですか?
A: いいえ、一部異なります。東京都ベビーシッター利用支援事業「待機児童(BS待機)」では、入浴介助・お食事作り・お掃除などのオプション業務、および送迎には対応していません。また、「午睡チェックシート」の記載がある点も特徴です。
「一時預かり」では入浴・沐浴・入浴介助のオプションを受けることができ、送迎を含むお世話もあります。(※詳しくはポピンズアプリ内マニュアルをご参照ください。)
Q:保護者さまに用紙への記入を求められました。
A: 「一時預かり」の場合、保護者さまが自治体へ補助を申請するための「ベビーシッター要件証明書」が必要になります。従事したナニーの名前や、研修の修了有無などを記載します。用紙は保護者さまがご用意くださいますので、下の例を参照し、ご記入をお願いいたします。
<TOPIC>
4月1日より「要件証明書」に「配慮を要する子どもへの対応(要件3)」の項目が新設されました。要件3の欄にはご自身の受講状況に合わせてチェックを入れてください。
■要件証明書の書き方

・令和8年度内は猶予期間として、追加研修未受講でも本事業に従事可能です。
・ご自身が研修を修了されたか不明な場合は、「一時預かり事業の要件を確認したい」とお申し出ください。
まとめ
新たなご家庭・お子さまとの出会いや、長い期間でお子さまの成長に寄り添える可能性がある「東京都ベビーシッター利用支援事業」は、保育が必要な保護者さまに、高品質なポピンズナニーサービスが届きやすくなる事業でもあります。本年度の世田谷区のように、取り入れる自治体数も年々拡大をしています。今後ますます需要が高まる「東京都ベビーシッター利用支援事業」にナニーの皆さまも積極的に挑戦してみてはいかがでしょう。
ポピンズナニーサービスでは、現在ナニーを募集しています。詳しくはこちらをご覧ください→

この記事を書いた人
- ナニーメディア編集部
- ナニー・ベビーシッターなど保育業界を目指す人のための情報メディア「ナニー メディア」編集部です。
前の記事